あらすじ
ボクシング最年少世界2冠達成はいかになされたか。優れたコミュニケーターである著者が、いかにして2人の息子をチャンピオンに育て上げたのか、日々のトレーニング法からコミュニケーション術に至る秘訣をすべて披露。ユニークな子育て論、親子関係の参考書として、世の親御さんたちにぜひとも読んで頂きたい1冊。
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Posted by ブクログ
面白い!真吾トレーナーはあのいかつい見た目なので、The 昭和の親父を想像していたが(まあその側面もあるが)、とても賢い方だと思った。そりゃお父さんも人間がしっかりしていないとあの井上尚弥を育てられないよなと納得。
井上尚弥との歩みというよりは、お父さんの生き方に惚れました。ボクシング興味ない人も面白いと思う。
Posted by ブクログ
一眼 二足 三肝 四力
感覚の磨ぎ済ませ方
まずステップワークを教えた。
ディフェンス技術から教える。
まず自分が試してみて使えると判断したら教える。
小さいうちに走る習慣をつけた。日常に溶け込ませる。
子供は理屈よりも身体で覚える。高度な技術だからこそ身体で覚える。難しいことを最初に教える。
強制しない、しっかり説明する、納得させる。
精神の成長がなくては、技術も体力も向上しない。
人様からお金を頂くことの大切さを教える。
ボクシングジムは挨拶から始まる。
挨拶や礼儀がなぜ大切かと言えば、周囲の方々の理解や後押しがあるから。支えてくれる人がいるから、続けられる。
人としての基本。
Posted by ブクログ
インターハイの会場で見た、このヤンキーみたいなおっさんは誰?
何回かみかけるうちに、井上選手の関係者、お父さんと認識。
今回の本で、こういう人だったのかと。
怖いけど、話しかけてみたいと感じさせる、一冊。
Posted by ブクログ
井上尚弥選手のお父さんの著書。私がこの本の事を知ったのは割と最近で読んでいたけど、もう9年も前のもの。その時点で世界王者になった尚弥選手、そこからの快進撃を思うと素晴らしいとしか言いようがない。天才と言われる人達は、必ずしも努力をしている。
長い努力と家族愛の詰まった本だった。
Posted by ブクログ
新書なので、科学的に練習時間が一万時間を超えると才能をカバーすることができるというような内容かと思ったが違った。
息子二人をトッププロボクサーに育てた父親が、育成法を語る。もともと息子本人が小さい時にやりたいと言ってきたものだが、幼いうちはやる気をそがないよう褒めて育てその後は自分で何が重要かを考えさせるようにする。また父親が率先してやる姿を見せる。
Posted by ブクログ
プロボクサー井上尚也君と井上拓真君のお父さんが息子二人をどのようにコーチングして育てて来たのかを語る本。兄の尚也君はお父さんの指導のもと世界チャンピオンにまで上り詰めました。
本書の帯には「ユニークな子育て論」とありますが、本書で展開されるのは、強制するのではなく本人の意思を尊重する、トレーニングの目的や意味を理解させて実行する、本人が言い出すまで待つ、など至極真っ当な子育て論です。
自分自身の子供との接し方を顧みると「待つ」という事がなかなか出来ていないと反省させられます。
ボクシング素人の私にとって、ボクシングのテクニックや技術の巧拙とはどういうものなのかよく分からなかったのですが、その辺りの技術論も指導の内容として分かりやすく解説されており、観戦する時の参考にもなりそうです。