【感想・ネタバレ】小説の書きかたのレビュー

あらすじ

神奈川県立横須賀文翔高校文芸部のキミコ、ハルノ、カエデの女子3人は、大造の指導の下、小説誌の新人賞に共作で応募することになった。原稿用紙300枚を女子3人がリレー形式で書いていくという。キミコは悩んだ。4月までサッカー部にいて、小説なんて、読んだことさえないのだから……。独自のメソッドで書き進み、夏の千葉・内房合宿で、プロの小説家の藤堂久作に出会い、共作小説は順調に仕上いったが……!?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『これを書きたい、こういうことを言いたい』っていうのが普通だけど、『よく分からないけど、大切だと思うことを、執筆を通じて考えたい』っていうのもいい。執筆の真剣さが、いいインスピレーションを呼ぶんだ」

「ボツも、厳しいダメ出しも、いい小説に向かって進んでる。成功に向かってるってことだ。大造君、小説の失敗ってなんだ?」
「成功に向かって進まない、ってことだから……あきらめること」
「そうだ。あきらめることだ。あきらめたら、その時点で失敗なんだ。みんな、勝手にあきらめ自滅しちゃう。逆に言うと、どんなにつまずいても、あきらめなければ失敗じゃない。僕の好きな女流作家の言葉に、『夢があなたを捨てたのではない。あなたが夢を捨てたのだ」ってのがある。
「敵は自分ってことですね」
「あきらめなければ自分は味方だ。敵なんてどこにもいないんだ」

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2015年12月01日

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