【感想・ネタバレ】オリオリスープ(3)のレビュー

夜中の閲覧注意。読んだら最後、スープを飲みたくなること間違いなし。

スープ。それは一口飲むだけで、体も心も温まるもの。
人に必要な栄養分と水分を一皿で補えるもの。そして簡単に作れるもの。

天才肌の本の装丁家・原田織ヱ。食べることが大好きな彼女の大好物はスープ。
仕事に行き詰まったら、会社の給湯室でスープを作り始めることもしばしば。
そんなマイペースな彼女を軸に、四季折々の旬の食材が使われた美味しそうなスープが数々登場します。
春夏秋冬だけでなく、その中にある梅雨やお盆、秋のお彼岸といった日本ならではの繊細な季節の移ろいに合わせて描かれるスープからは、風情や趣まで感じられます。
そしてスープの描写に加え、丁寧に描かれた背景や食材、レシピの掲載された調理シーンが作品をよりいっそう盛り上げます。

また四季折々のスープに誘われて登場する織ヱの同僚や友人、家族もこれまた個性豊か。
どこかあったかくて憎めないキャラクターたちにも、ほっこりする1冊です。

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Posted by ブクログ

2.3巻一緒に購入し読んだ。スープの魅力もさることながら、ビエンさんと主人公のオリエの関係が、気になる気になる‥。何故に、私はご飯もののストーリーがすきなのか。

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2017年06月25日

Posted by ブクログ

今巻も美しい味を堪能させていただき、感謝の一言
ページ数が多く、厚みもあり、絵、話、登場人物と割かし濃い目なのに、「えいや」と飲んでみると、意外にもアッサリしていて、読み終わった後も心に重く溜まる感じはなく、逆に積み重なっていたモヤモヤが浄化されている感がありますね
汁物、スープ料理に焦点を絞った食系漫画だからこそ、この澄み切った味が出せるのかもしれませんね、綿貫先生は
未読の読み手にゃ、大袈裟に聞こえるかも知れないけど、綿貫先生の人間性が、この『オリオリスープ』には滲み出ている。強く主張されている訳じゃないんだけど、ふとした刹那に、綿貫先生の横顔が登場人物に重なって見えるような気がします
あくまで、私個人の印象だけど、綿貫先生は楽はするけど手抜きはしない人じゃないかな、と。毎日を楽しむために、肩の力の出し入れをちゃんとしていそうです
飄々とお気楽そうに見えつつも、案外、頑固なトコもあり、それでいて、他人からの助言は真摯に受け止めて、自分を冷静に見つめ直せる。初見では付き合いづらそうと思われるけど、すぐに仲が良くなり、いつ、壁が無くなったのか、気付いたら驚かされそうかもしれません
この(3)では、人間関係、特に織ヱさんと弥燕さんの仲に、ちょっとした変化が生まれてきています。恋愛ってほどじゃないんですけど、お互いに知らない一面を仕事や料理を通して見る事で、好意的な感情が芽生えつつあるようです
それだけに、次巻がどうなってしまうのか、非常に気になります
どの回もほっこりさせてくれますが、個人的にオススメしたいのはこれ
まず、料理で選ぶなら、[45話]8月中旬 picado、です。旅行先での楽しみ、それは郷土料理を食すコト、と言っても過言じゃありません。ポルトガル、中国、そして、日本、三国の良さを集めたスープ、不味いはずはないでしょう。歴史を料理に感じる、楽しいでしょうねぇ
ストーリーで選ぶのは、[42話]7月中旬 トウモロコシ、です。何と言っても、織ヱさんと弥燕さんが共同作業で、コーンスープを作るって展開がいいですね。また、弥燕さんの鳥皮のプツプツが苦手って萌え所が分かってのも嬉しいです
この台詞を引用に響いたのは、中々に響いたので。もし、これを弥燕さんや片桐先生が言ったのなら、ここまで感銘を受けなかったでしょう。強面だけど、自分の仕事に対して大真面目な小番さんが言うから、良さを一入に感じられるのです。小説家にしろ、漫画家にしろ、自分の妄想力があってこそ。その根幹となるのは、手間を惜しまぬ取材。行った先で見聞きした物に感動し、自分のモノに出来てこそ、人の心を動かす作品を生み出せるのでしょう。楽じゃありません、けど、楽しいもんです

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2017年04月12日

Posted by ブクログ

織ヱさんと弥燕さんの関係がいい感じに変化してきて、
そこからさらにドラマも発展していきそうな予感がする3冊目。
恋情とかそういうものはまだあまり感じられないけど、
お互いに何かもうひと伸びが起こりそうな、ほんとにいい感じです。
ここからの展開が楽しみです(^^)。

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2019年05月31日

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