夜中の閲覧注意。読んだら最後、スープを飲みたくなること間違いなし。
スープ。それは一口飲むだけで、体も心も温まるもの。
人に必要な栄養分と水分を一皿で補えるもの。そして簡単に作れるもの。
天才肌の本の装丁家・原田織ヱ。食べることが大好きな彼女の大好物はスープ。
仕事に行き詰まったら、会社の給湯室でスープを作り始めることもしばしば。
そんなマイペースな彼女を軸に、四季折々の旬の食材が使われた美味しそうなスープが数々登場します。
春夏秋冬だけでなく、その中にある梅雨やお盆、秋のお彼岸といった日本ならではの繊細な季節の移ろいに合わせて描かれるスープからは、風情や趣まで感じられます。
そしてスープの描写に加え、丁寧に描かれた背景や食材、レシピの掲載された調理シーンが作品をよりいっそう盛り上げます。
また四季折々のスープに誘われて登場する織ヱの同僚や友人、家族もこれまた個性豊か。
どこかあったかくて憎めないキャラクターたちにも、ほっこりする1冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2016年09月04日
間違いなく名作。ご飯物漫画が好きな人は読んで絶対後悔しないと思う。
スープだけ?と思うかもしれないけど汁気のある食べ物全般(中には枇杷のコンポートなんて回も)あるので、心配しなくて大丈夫。
主人公織ヱがゆったり料理を作ってるところも美味しそうにご飯を食べてるところも幸福感に溢れてて見てて幸せになる。...続きを読む
あと食べてるシーンの顔がエロ顔じゃないのがポイント高い(萌え系グルメ漫画にありがちですね)。
あと、ただのご飯物じゃなくてきちんとストーリーがあるのが良い。
1巻だけだと見えてこない部分や展開がゆっくりであまり進まないのでじれったい部分もあるかもしれないけど、ぜひ2巻まで続けて読んでほしい。
ゴーヤの肉詰めのスープが食べてみたい!
匿名 2020年02月06日
癖がある絵ではありますが、四季折々のスープが出てきてお腹が空いてきます。
読んでいると優しい気持ちになり、仕事で疲れているとき、寝る前など何度も読み返しています。
Posted by ブクログ 2016年06月26日
「食べる」ことは「生きる」こと。自分でスープを作って食べているオリエさんを見ていると、丁寧に生きるってこういうことだなぁ、って実感させられます^^
出てくるレシピも作りやすそうなものばかりなので、作ってみたくなります♪
Posted by ブクログ 2016年02月14日
しみじみと思う、体と心の健康を保つ食事にはスープは必要だ、と
あくまで、私だけかも知れないが、食事に味噌汁なり、コンソメスープが加わっていると、それだけで嬉しい・・・・・・いや、無自覚に安心するのか
マナー云々は、よく知らないが、食事の最初に汁物を一口飲むだけで、朝なら「今日も一日、頑張ろう」、昼な...続きを読むら「午後も頑張ろう」、夜なら「今日も一日、頑張れた」と思える
スープってのは、食事になくても、極端な話、困りはしない、ただ言葉にし辛い物足りなさを感じさせるだけだ
ホントに美味しいスープは、心に余裕を持たせてくれるのかも知れない
絵が上手い下手か、の判断は脇に置いても、私は、こんな感じのほっこりしながら読めるストーリーは大好物だ。面白い、そう感じさせてくれるのは、やはり、主役の織ヱさんを筆頭に、登場人物のキャラがしっかり立っていて、なおかつ、その人間関係が頭が痛くならない程度のリアルな複雑さを孕んでいるからだろう
織ヱさんが本のデザイナー、つまり、社会人なので、学生よりかは、会社勤めしている人間の方が、この『オリオリスープ』の味に対し、満足できるかもな
ゴチャゴチャと考えず、直感で生きる、そんなスタイルを貫く強さを持っているかと思いきや、ふとしたタイミングで、年相応とこれまでの経験が生む脆さを隠せない織ヱさん、そんな彼女に、才能に対しての嫉妬を覚え、ついキツい態度を取ってしまう弥燕(ビエン)さんが実に人間臭く、スープを主軸としている話に落ち着きを持たせ、複雑な味を生む濁りを作っている
ハッキリ言って、この二人は、どう考えたって、恋仲にはならなさそうだ。タイプが真逆の男女は交際を始めてもギスギスしづらいってのは確かだと思うが、織ヱさんと弥燕さんがイチャイチャしてる様は、まるで想像できん。水と油だからこそ成り立つ性別を抜きとして友情で繋がるタイプだ、彼らは
登場する料理が作るのが、ちょっと難しいトコもいい。そもそも、スープ料理ってのは簡単なように思えて、案外、奥が深いジャンルだ。手抜きが、モロに味を左右してしまうので、ある意味、初心者にはハードルが高いが、挑戦意欲を確実に引き出しそうだ
どれも、腹と心が空いてくるが、お勧め、いや、個人的に作りたくなったのは、春キャベツと豚肉のミルフィーユだ。春キャベツは苦手って人は少なくないらしいが、料理の仕方さえ合っていれば、ここまで美味しさを引き出せる。回鍋肉しかり、ロールキャベツしかり、豚肉とキャベツの相性は結構、最強だ。ストーリーで好きなのは、[14話]9月上旬 煎茶だ。弥燕さんが作った煎茶の冷粥が美味しそうってのもあるけど、彼の織ヱさんを認めているがゆえの厳しさを含んだ気遣いに、つい、頬が緩んだ。これも、ツンデレに入れて良いのかしら
この台詞を引用に選んだのは、織ヱさんを通して、食の本質が一瞬、視えたような気がしたので。人間、食べなきゃ生きられない。美味しいは、体だけじゃなく、心にもエネルギーを充填してくれる。食べたいって衝動が湧かなくなるほど、人は死に引き寄せられ、食欲が復活したのであれば、自力で死すら追い払える。基本、人間ってのは弱くないんだろう
絵に少しクセはありますが、話運びや人物の表情、動きが魅力的でとても読みやすく面白かったです。
そして何より料理が美味しそう!見た目もそうですが、作る過程が秀逸で「これは美味しそうなのができる」と何故か納得してしまいます(笑)
タイトル通り、強力な飯テロ漫画ですので、夜中に読むのは勇気がいります。...続きを読む私は夜中に読んでしまい、小腹が空いてしまいました(笑)
Posted by ブクログ 2018年03月14日
表情やキャラ設定が安定していない(酒癖のエピソードなど、主人公をどう見せたいのかわからなくなる)けど、食べ物が美味しそうに描かれているし料理したくなる。次も楽しみ。
Posted by ブクログ 2021年10月01日
P56
スープって何なんですか?
答え
人に必要な栄養と水分を
一皿で補える!
それに
ホッとする
疲れてる時や
元気が出ない時
一口飲むだけで
心と体もあたたまるでしょ?
人の
悩み、弱み、人間関係
スープを通して
強化していく物語。
Posted by ブクログ 2020年09月01日
本の装丁を扱うデザイナー・原田織ヱ。
彼女の大好物は、スープ。
たくさん登場する四季折々のスープが、とても美味しそうですね(18品)。
・春キャベツ
・新じゃが
・ゴーヤ
・秋口のトマト などなど
Posted by ブクログ 2019年05月31日
先日『味噌汁でカンパイ!』に驚きましたが、
こちらはスープをメインにしたお料理&ライフもの。
個性強めの絵に最初はちょっと構えちゃいましたが、
表情と雰囲気がじわじわっと来ます(^^)。
弥燕さんのキャラクターが興味深い…展開が楽しみです。
メシ漫画の定番
匿名 2019年03月17日
絵は素敵なのですが、メシ漫画の定番である少し空気が読めないキャラクター。オーバーリアクション。メシ漫画が流行っていますが最近同じものばかりで、違うものが見たいです。一番最初にスープを作る時、コンソメキューブで作ってるのを見て誰もが作ったことあるただの定番スープ、、と思ってしまいました。もう少しなるほ...続きを読むどって思えるレシピがあるといいな。