あらすじ
第30回坪田譲治文学賞受賞作! 『バッテリー』のあさのあつこ氏が絶賛の青春小説。いじめの首謀者である水泳部の先輩に逆らって浮いてしまった美羽は、転校してきたヤンキー娘・幸栄に対し、「かかわりたくない」と強く意識しながらも、接点が増えていく自分に気がつく。夫から離婚された母親が自立していく過程や、病弱な弟の世話に明け暮れるクラスメートの本心に触れ、美羽は世界と自分とのつながりに目を向けはじめていく。
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Posted by ブクログ
ある事件をきっかけに学校で浮いてしまった主人公美羽と、変わらない態度で接するクラスメイトの唯ちゃんと、前の学校で問題を起こして転校してきたサッチ。それぞれの事情に触れるうち、少しずつ本当の友だちになっていく。
先生がわかってくれない悔しさや諦めとか、友達との距離感が掴めなくてどう振舞えばいいか分からなくて意固地になったりとか、本当の友達って何だろうって疑問に思ったりとか、思春期の頃の消化できない気持ちがストーリーを通して伝わってくる。
〃友だちって、ほんとはガチンコなんだな。本気で相手のことを考えて怒ったり、心配したりさ。〃
後半出てくるサッチの言葉になんだか胸が熱くなった。