あらすじ
20世紀の「万能人」のユニークな思想 本邦初の本格紹介。科学の根源を問い、暗黙知理論を提唱した異色の科学哲学者。科学のみならず経済学・哲学・宗教学の分野においてもユニークな思考を展開した希代の天才の思想の全貌を初めて紹介する。(講談社選書メチエ)
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Posted by ブクログ
暗黙知、コミットメント(投錨)、「住み込み」は、メルロポンティの知覚の現象学と
マイケルポランニーの論説との共通部分だとのこと。
とかく、西洋というと文書化の文化だというが、そんなことはないことが分かる。
西洋における暗黙知について考えるきっかけになった。
消極的自由と積極的自由の共通部分に公的自由があるというのが、図で説明がある。
多中心性というのも、図があるのでよくわかる。
社会経済学の草分けである「大転換」を書いたカールポランニーが兄だとのこと。
原著を読んでみたくなった。