あらすじ
空き家820万戸、空き家率13.5%の衝撃。最も空き家率が高い山梨県では、すでに5軒に1軒が空き家に(22.0%)……。団塊が相続世代に突入し、団塊世代からの遺産相続も増え出す2020年ごろから空き家率は急増が確実視され、「住まない」「貸せない」「売れない」実家を前に、きょうだいで親の家を押し付け合う事態にも。NHK「あさイチ」にも出演して大反響の第一人者が、具体例を紹介しながら徹底解説・教示。
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Posted by ブクログ
都市部の家、田舎の家。親の家をどうたたむかについて、具体的に記した本。あらゆる場面で出てくる管理の問題を指摘しているところが良い。もっとも、具体的であるがゆえに、すべての人に当てはまるわけではない。コミュ障には厳しい内容だ。
Posted by ブクログ
筆者も書いているように、親の家をどうたたむかは、どこにあるのか、どんな家なのか、誰がどれだけ相続するかなどの細かい条件にもよるので一概には言えず、あくまで個別具体的なものだから、この本に書かれていることは「最大公約数」的なものになる、というのはその通りだと思う。
ただ、この本の中でうまくいった例として紹介されているのは、結局のところ、親子関係や兄弟関係などがもともと良好だったり、突然実家をたたまなくてはいけない事態に直面したとしても、その人のもともとの問題解決能力が高かったり・・・ということでうまくいったような気がしてしまった。
つまり、特効薬などというものはなく、要は「普段からの心がけ」ということであって、これは結局親の家のたたみ方にかかわらず、どんなことにも共通することなんだろうなあ・・・。筆者も「自分の心の整理から、家の片づけは始まる」って書いてるしなあ・・・。
むしろ農地や山林の処分の仕方について、私は関係がない分新鮮で、何の関係もない箇所が一番おもしろかったりした・・・。