【感想・ネタバレ】マニ教のレビュー

あらすじ

キリスト教がもっとも恐れた謎の世界宗教の全貌。世界初の包括的入門書。ゾロアスター・イエス・仏陀の思想を綜合し、古代ローマ帝国から明代中国まで東西両世界に流布しながら今や完全に消失した「第4の世界宗教」。「この世」を悪の創造とし全否定する厭世的かつ魅力的なその思想の全貌を、イラク・イラン、中央アジア、北アフリカ、ヨーロッパ、中国に亘りあまねく紹介する世界初の試み。(講談社選書メチエ)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

マニ教についての概説本。マニ教についての研究、マニ教の概説、教祖マーニーの生涯、マニ教の盛衰まで書かれている入門書。

マニ教を知るうえでは便利な本だと思う。今まで、あまり語られていない宗教だが、中世のアラブ圏、欧州圏の宗教、文化の理解には必要なものかもしれないと、この本を読んで思った。

個人的には、マニ教の教えが面白く読めた。こんな時代にこんな厭世的な考え方を持った宗教があったとは驚きだ。

面白い本。歴史が好きな方はどうぞ。

0
2011年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

本書では、キリスト教から異端として徹底弾圧され、イスラム教徒の戦いに敗れたのち、中国で14世紀まで生き残った「マニ教」の盛衰を描かれている。
マニの想像力のたくましさに驚くと同時に、滅びたために「壮大なるいかさま」と中傷を受けるこの世界宗教の底知れなさに慄然とした。

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2011年07月15日

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