【感想・ネタバレ】シオニズムとアラブ ジャボティンスキーとイスラエル右派 一八八〇~二〇〇五年のレビュー

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Posted by ブクログ 2014年03月16日

シオニズムの理論的支柱となっていた
ジャボティンスキーという人物に焦点を当てながら
その後のシオニズムの変遷についてもカバーした力作である。

国家主義から排斥された民族主義の活路として
シオニズムが打ち立てられ、
他民族への徹底的な非妥協の姿勢を打ち出す。
その実現物こそが「鉄の壁」であった。

...続きを読むそれと同時に民族主義運動として
他民族への共生(去勢を前提としてたとしても)も
視野に入っていたことは驚きとともに納得もする。
あれほどに苛烈で野蛮な排外主義が
横行するとは理解し難いものがあったから。

しかし理論は現実の政治においては
たやすく歪められ敵ー味方の認識だけが残ってしまう。
何かを線引きするような姿勢はどこにあっても
利用だけされてしまうだろう。

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