あらすじ
美術館建設の野望を抱いていたヒトラーが、各地で略奪した美術品60万点のうち、現在も未発見のナチス財宝は10万点を数える。今なおトレジャー・ハンターたちを惹きつけてやまない有名な「琥珀の間」など「消えた宝」のゆくえを追う、ベルリン特派員(執筆当時)の毎日新聞記者によるルポルタージュ。ナチスと東ドイツの「亡霊」が浮かび上がってくる、教科書や歴史書には載っていないドイツ史がここに――。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
西洋版徳川の埋蔵金、映画館などでちょくちょく出てくるナチスの財宝の実態が知れて良かった。琥珀の間にコッホコレクション。英雄ロンメルの影で動いていた極悪人など、ナチスドイツの秘密系はベタだけど面白い。
Posted by ブクログ
毎日新聞記者が特派員としてベルリン滞在中、個人的興味からナチスの財宝伝説を調査・取材した内容をまとめたもの。
ナチスが略奪したとされる美術品はおよそ60万点。このうち10万点は今も未発見だと言われている。
「琥珀の間」…ナチス財宝伝説では有名。
Posted by ブクログ
未だに見つかってゐないとすれば今どこにその財宝があるのか、といふ謎解きにかなりのページを費やしてゐるが、今あるんだかないんだか分らないんだから面白くないしどうしようもない。第五章にあるナチスが絵画など財宝に執着した理由や頽廃芸術などナチスの美術政策等もっと歴史的事実に着目すべきで本末が転倒してゐる。