あらすじ
違いを知るということは、自分の世界を豊かにするということ。ダイアログ・イン・ザ・ダークは、違いを知るための最高の装置だ。───乙武洋匡氏 1993年、ある日出合った新聞の囲み記事からまったく手探りの社会を変える挑戦が始まった。初開催から常設化、そして日本独自の「暗闇の中の対話」へ。幾多の困難を乗り越えてきた二十数年の軌跡。(講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
真っ暗闇を体験するエキサイティングなイベントの、起こりと関わりに、あの茂木さんが脳科学的に斬り込んだ本。
凄く充実した素晴らしい素敵な、スリーSな体験でしたが、この著書の展開で更に奥深さ増しました。
Posted by ブクログ
ダイアログインザダークが好きだから読める。経験した人ならわかるストーリー。
いろんな苦労があったこと。続けてくれてありがたい。
また暗闇に行きたい。
Posted by ブクログ
DIDというコンセプトも素晴らしいと思いますし、新規プロジェクトをまとめるリーダーがどれだけ大変か、どこまで腹を決めて取り組まなければいけないか、明確で単純な表現で説明されており、真摯に受け止めなければいけないと思いました。
DIDは是非体験させて頂きたいと思います。
Posted by ブクログ
感想を述べる前にダイアログ・イン・ザ・ダークというイベントがあることを初めて知った。
何人かの暗闇の中でアテンドというガイドの案内を受けながら、中にある障害物やらを体験して、終わったら感想とかを発表し、共有することらしい。
新しい体験だなあと思う。普段視覚障がい者の方がアテンドを務めるので、彼らにとっても体験する人々も普段の生活とは逆の立場になる。
日本って障がい者の立場がなんとなく対等ではないと指摘していた。
昔からその点について疑問だったので、とても納得できた。
Posted by ブクログ
2005年まだ常設されていなかった時期に体験したDialogue in the Darkが日本に導入され根付いていく背景にどんなストーリーがあったのか、を初めて知った。志村さんの人間臭さというか不器用さも隠さずに書かれていて、なんだか親しみを感じる。改めて、暗闇を通してのコミュニケーションのパワーについて考えて、久しぶりにDiDを体験したくなってきた。
Posted by ブクログ
ダイアログ・イン・ザ・ダーク。大好きなイベントが、どのように日本で作られていったのか、興味深く読みました。著者は必ずしも器用な人間ではなく、失敗も赤裸々に語られています。この本は、正にそこが魅力です。
不器用でも、周囲の助けを得ながら、ひとつのプロジェクトを進めていくことができる。とても励みになる一冊です。
著者の姓が、金井から志村に変わっていたのがびっくりで……。季世恵さんと再婚されたのですね。驚きました!
Posted by ブクログ
以前から気になっていたイベントの本を書店でたまたま見かけて購入しました。
もちろんスグ読み。
ダイアログ・イン・ザ・ダークとは、
暗闇を知らない人どおしで視覚に障害のある方に先導されて、
90分間歩いたりして過ごすイベント、といってしまうとあまりに単純ですが、
その単純な仕組みがいかに人の考え方、
とくに周囲との関わり方に影響があるかがよくわかりました。
本書にはおもに立ち上げから常設化までのさまざまな出来事が綴られていました。
著者はマーケティングを仕事としていたかただそうですが、
たしかに警戒心はもって付き合いたいタイプに読んでて思えました。
なによりも自分に似たところがあるのが読んでてツライところか。
でもこれだけのことをやり遂げるのはすごいとおもう。
あまり先入観なく毛嫌いせずにさっそく予約しよっと。
Posted by ブクログ
NRIの未来創発センター2030研究室の『革新者たち』
に記載されている”ダイアログインザダーク”の代表者
が書いた本。
最初にDID(ダイアログインザダーク)の話を聞いた時は
とても驚き、感銘をうけました。こんなことを考える
人がいるのか!!とてもおもしろい(言葉が正しいか
わかりませんが)サービスがあるのか!!という驚き
を覚えました。
本の内容としては、やはり熱意。正義とは何か。
ということが伝わってくる内容だったと思います。
ぜひ、一度アトラクションを体験したいと思って
いますが、私は閉所恐怖症で、少しパニック障害に
なりやすいのでこのアトラクションを体験できるか
どうかは不安ですが。。。
気になった言葉。。おわりにに記載されている
著者(DIDの日本代表)の奥さんの言葉
手動の高速の料金所で不機嫌な顔をしている著者に
対して
『ありがとうって言ってみて。あなたのその一言があることで、次に何が起こるか想像してみて、相手は嬉しい気持ちになるかもしれない。自分の仕事にもっとやりがいを感じ、もしかしたら、眼そうなドライバーに言葉をかけてくれるかもしれない。たった一言で幸せをつくるチャンスがあることを意識しないともったいないよ。』