【感想・ネタバレ】読書の旅 愛書家に捧ぐのレビュー

あらすじ

読書は旅である――万巻の書を読み、万里の道を行くとき、新しい知的空間のきらめきに、生きる充足感と読む醍醐味を知る。書物が開く"未知の世界"に旅する愉しさは、何物にも替えがたい。自分の世界がすこしでも広く、すこしでも深く拓かれていく喜びを、共に味わうために、若い世代に贈る体験的読書論。

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匿名

ネタバレ 購入済み

 冒頭「香爐峯の雪」の章の『徒然草』の引用がとても良い。「ひとり灯のもとに文をひろげて、見ぬ世の人を友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる。」この「こよなうなぐさむわざなる」が(こよなく慰められる行為である)というのが読んでいってわかった。
 吾輩は猫であるの引用の樽金王の話も面白い。
 清少納言の「書は文集、文選」の「白氏文集」を購入し、「香爐峯雪撥簾看」の文を読むところは喝采をおくりたい。
 森本哲郎氏は、本をこの上なく愛している。私も、昔はそういうところもあったので、十分共感できるのだが、今は電子書籍一辺倒になっているので、こういう状況を森本哲郎氏がみたらどう思い、どういう意見を持つかと興味が湧く。
 私は愛書より、断捨離優先だから、落第であろう。

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2019年11月27日

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