【感想・ネタバレ】幕末維新史の定説を斬るのレビュー

あらすじ

近江屋の二階で暗殺された坂本竜馬。京都見廻り組説、薩摩藩黒幕説、両説の間に浮かび上がった新説とは。薩長を取り持ち「船中八策」を打ち出す竜馬に秘かに敵意を燃やした意外な人物とは誰? 会津の悲劇へとつながった藩主松平容保の京都守護職就任。火中の栗を拾う決断を促したのは輝かしい藩史にあった! 攘夷を望み公武合体を進めた孝明天皇の病死。囁かれる毒殺説の真偽とその目的を徹底検証! 幕末史を覆す史論三編。

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Posted by ブクログ

幕末の歴史に関心が高い、「ややディープなファン」に向けて綴られたモノでは在るのかもしれないが、適宜“あらまし”や関係人物の“プロフィール”も挿入されるので、何かの切っ掛けで幕末の歴史に興味を覚えた人にも奨められる一冊であると思う。

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2015年02月13日

Posted by ブクログ

龍馬上意討ち。実行犯人は京都見廻組の今井信郎でほぼ確定しているが、それを命じた佐々木只三郎が薩摩藩と繋がりがあったことを明らかにしている。京都守護職をなぜ松平容保が受けたのか?保科正之からのDNAだけでなく、名宰相田中玄宰の藩政改革に求めている。最後に孝明天皇毒殺説の真偽。多くのページを割いて毒殺の蓋然性の高さを証明。倒幕派の岩倉具視一派と親幕派の孝明天皇の対立が抜き差しならなくなっていた状況から真犯人を岩倉具視とその仲間の女官に求めている。

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2015年01月22日

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