あらすじ
古くて新しい栽培術! 古くから伝わる伝承農法では、化学肥料や農薬は用いられず、自然のしくみが上手に活用されています。こうした農法を科学的に解説しながら、畑の耕し方、土作り、コンパニオンプランツ、病害虫の防除、種採りまで、家庭菜園で必要と思われる技術を網羅。(ブルーバックス・2009年2月刊)
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読んだブルーバッスクスを本棚に並べようと見ていたら,なんだか気になるタイトルの本が見つかった。「これ,いつ買ったのだろう。退職してからかな」と思って手に取って開いてみると,ちゃんと赤線が引いてある。数カ所拾い読みでもしたのだろうか。
本書の発行年は2009年なので,まだバリバリ現役の頃だ。そのときに買ったのかどうかは覚えていないが,少なくとも、退職して野菜作りを本格的に始めてから買ったわけではなさそうだ。いくらなんでも,5年前のことなら覚えているだろうから。しかも読んで形跡もあるわけなので。
ま,とにかく,本格的に野菜作りをはじめて5年が経った。一応,野菜作りの手引き書を見ながら作ってきたのだが,なかなかうまく行かないこともある。なるべく,無農薬・有機肥料で育てたいとも思うのだが,それもけっこうたいへんだ。
一方で,草むしりが追いつかないので,おばちゃんたちの畑よりも草ボウボウでもある。
本書は,昔から農家の人たちが行ってきたこと=伝承農法を科学的な裏付けで説明してくれているのが面白い。また,野菜作りの手引きに載っている方法が,どのような科学的な根拠に基づいているのかも説明してくれているので,これまた,アタマに残りやすいのだ。
なぜ,タネを固めて植えるのか,なぜ剪定するのか。収穫後すぐに食べるとおいしい野菜と,少しおいてから食べるとおいしい野菜があるのはなぜ?
いちいち納得の説明が出てくる。
もう一度最初から読んで,野菜の種類ごとに,一覧表を作ってみるつもり。きっとこれからの野菜作りが少し変わると思う。
Posted by ブクログ
いろんな言葉がタイトルに入っている本ですが…まさにそういう本。いろんな立場の人がいろんな考え方で見ている「農作物」というものを、比較的統合的な視点で眺めた一冊。
この本を読んでの率直な感想は、「農業」と「園芸」と「植物学」は似て非なるものなんだ、ということ。見ている対象物はかなり共通しているんだけど…イデオロギーが違う。それらを対立的に見るのではなく、俯瞰的に見ようとした一冊。
とはいえ…これらを俯瞰的に見られて、それを実践に移せたならそれは紛れもなく「プロ」。ブルーバックスのような「入門書」にふさわしいお題だったかは疑問w
Posted by ブクログ
2010/03/25:伝承農法を活かした家庭菜園について実際的な方法を丁寧に紹介しています。
家庭菜園をしていないため読み進めるのに苦労しました。