【感想・ネタバレ】箱の中の天皇のレビュー

あらすじ

『東京プリズン』から6年。発売前より各紙話題騒然。日本人の行方を問う、衝撃の天皇小説!平成の終わりに、天皇自身に退位の真意を問い、「おそるべき力業」(毎日新聞)と絶賛。

本物の箱は、右?左?
マッカーサーから本物を奪還し、平成の天皇に退位の真意を問う。

マリとアメリカの戦いが、いま始まる!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

天皇退位を問う、マリの物語。「箱の中の天皇」と「大津波のあと」の二編。
現在とマリの幻想で物語は流れつつ、象徴としての天皇を考察している。元号が変わるにあたり、華やかな面しか見えていなかったけれど、この本により色々気づきがありました。タイトルの箱というのもそういう意味なのねと。日本人の行方を問う、天皇が変わるまさに今読む、今の本。天皇についてこれだけ書ける小説もないかなあ。

0
2019年06月23日

「小説」ランキング