あらすじ
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【この電子書籍は2010/11/27に刊行した書籍の電子版になります。購入の際はご注意ください。】
ネットでよく見かけるあの人,なんであんなことしているんだろう? どうやって食べているんだろう?……そんなふうに見られていた人たちが,いつしか注目を集めアルファブロガーとなり,本を出版しマネタイズにもつながり,その人なりのかたちで「成功」を収めている……その秘訣はどこにある?
「ブログを続ける=ライフログを残す,という行為は未来の自分への投資なのだ」という確信のもと,著名ブロガー総勢110名への詳細なアンケート取材からその「集合知」を引き出すインサイドレポート。「ネットでうまくいっている人」の思考法を徹底分析。
「人気の個人ブログやツイッターは,なぜ頼みもしないのに情報を提供し続けるのか? ネット最大のミステリーに挑んだ本書は,かくして初の新興メディア白書となった!」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著名ブロガー110名へのアンケートを元に、
ネット上で成功するための方法を分析しています。
(=成功というか、ネットで自身のパーソナリティを十分に発揮する方法)
ブログは大好きで、現在もGoogleReaderを使って、
LifeHack、web、ネタ、笑い系あたりをカテゴリ分けして日々読んでいます。
面白いブログ探しという目的も含め、この本を読みました。
タイトルは「成功」って言葉を使っているけど、
「成功するため」がスタートな人はむしろ少数派。
・好きだから
・楽しいから
・自分の言いたい事が多くの人に読んでもらえたら「わくわく」するから
「やめない人」は、上記のような内側からフツフツと湧き上がる
内的なモチベーションがガソリンとなって、
ネット上で自身のパーソナリティを上手に
発揮できているのだと思いました。
「続ける」ではなく「やめない」という表現を
こだわって使っている部分は、なるほどなと共感。
「続ける」だとなんだか頑張らなきゃいけないニュアンスですが、
「やめない」はそういう感じではない。
他にも、モチベーション管理はやっぱり大事で、
ブログやるならアクセス解析は必須だと改めて認識。
ただ、表面上の数字だけを気にするのは精神的に毒で、
反応無いけど実は読んでいる、いわゆる「沈黙のオーディエンス」を
意識することも大事だと学びました。
また、1:N と思われがちなブログですが、
発信者と読み手の関係はあくまで1:1。
今後は、その心持ちを持って文章を書く事を意識しようと思いました。
Posted by ブクログ
インターネットで成功している人たち、俗にいうアルファブロガーと呼ばれる人々はなぜ成功しているのか
という疑問を一気に解消させてくれそうな本。
たぶん人によります。
本書ではそのアルファブロガーの方々110名からのアンケート取材をもとにネットで成功する秘訣?をまとめている。
アンケートの内容は以下抜粋
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・お名前(ハンドルでも結構です)
・twitter ID
・ご自分のWebサイト、ブログなど
・いちばん好きなWebサイト(Webサービスも含む)はどこですか?
・初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービスも含む)とその理由
・ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
・あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
・あなたがネットで活動を続けてきたことで、収入に変化はありましたか?
・収入に変化があった場合、それは活動を初めてからどれぐらい経ってからですか?(半年・1年・3年・5年・その他)
・ブログなどのアクセス数を増やす工夫をしていますか?(あり・なしのチェックボックス回答)
・ツイッターのフォロワーを増やす工夫をしていますか?(あり・なしのチェックボックス回答)
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最近のインターネットでは自分の行動のほとんどがログとして残る。
そしてそのログが蓄積されればされるほど、インターネットは使う側にとって便利になるのである。
またブログやツイッターを通してインターネット上で情報発信しているのも例外ではない。
アルファブロガーの人たちがインターネット上で情報発信し続けているのは、
蓄積されたログが何をもたらしてくれるのかを知っているからなのだ。
本書の中では、Webやぎの目管理人&デイリーポータルZの林雄司さんと、
Googleマップエンジニアの方々へのインタビューが面白かったです。
特によかったのが以下の箇所
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「おもしろい」って説明した瞬間に、おもしろくなくなる。YouTubeみたいな動画サイトも、全部そうじゃないですか。「コンテンツをなんとか」とか、「オンデマンドが便利」とかって言うけど、違うでしょう。みんなパソコンで動画を見たいだけでしょう。そこにおもしろい動画を上げてる人がいるから、というだけだと思うんですよね。
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言葉でうまく説明しちゃうと、エッジがとれちゃう。本当はおもしろいだけでやってるのに、「役に立つ」とか、そういうまじめな引力に負けちゃう。まじめなことって魅力的じゃないですか。「頭がいい」と思われたりとか。そういう魅力に負けちゃうと、「いや、おもしろいじゃないですか」ってずっと言い続けるのはバカみたいで勇気がいる。
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本書を読んでいるとき、ちょうどGoogleMapsのAPIを触っていて、寝る間も惜しんでコーディングしていました。
最近無我夢中でコーディングするということが少なくなり、自分が何をしている時が一番充実感を感じるのか考えていたのですが、
このインタビューを読んで「おもしろいものを作るときが一番充実している」とハッキリ確認できました。
最近よくブロガーの方が書かれる本を読んでいるのですが、とてもおもしろいです。
Posted by ブクログ
アルファブロガ―である、いしたに まさき氏が、現在のブログ界を席巻しているアルファブロガ―を対象に行ったアンケートに基づく一冊。ネット上での情報発信をテーマに、そうそうたる顔ぶれのアンケート結果が公開されており、さながら2010年アルファブロガ―白書といった感じである。
◆アンケートの取得項目
・お名前
・Twitter ID
・ご自分のWebサイト、ブログなど
・いちばん好きなWebサイト(Webサービス含む)は?
・初めて見た時にいちばん衝撃を受けたWebサイト(Webサービスも含む)とその理由
・ネットで情報発信する際にいちばん必要な個人のスキルはなんでしょう?
・あなたがネットで情報発信する際に心がけていることは?
・あなたがネットでの活動を続けることができた理由はなんでしょう?なぜ続いてきたのでしょう?
・収入の変化はありましたか?
・収入の変化はどれぐらい経ってからですか?
・アクセス数を増やす工夫をしていますか?
・フォロワー数を増やす工夫をしていますか?
◆本書を読んで印象に残ったキーワード
・スルー力(りょく)
情報発信後に、受信側からさまざまな「反応」がくる場合がある。その「反応」に耳を傾けることは大事であると同時に、その「反応」を受け流すことも大事である、という話。多様性のともなうソーシャルメディア上で情報発信する以上、リスクは常につきまとう。今後、この”スルー力”という概念は、より一層重要になってくるであろう。
・アマチュア精神
アマチュア精神を忘れないプロフェッショナルが最強、との金言。自分なりに解釈すると、コンテンツにおけるプロとアマの差は、「見せているのか」「見られているのか」の違いだと思う。ソーシャルメディアでの情報発信は、あえて「見られている」状態を作ることが、面白さを生み出すのだ。
・惰性/ログ
一番驚いたのが、アルファブロガ―の中でも続けている理由に「惰性」と答えていた人が、結構いることだ。さらに、内容の薄さに折り合いをつけてアップすることも多いとの弁も。この感覚は、これまでのマスメディアのようなものとは決定的に違う。一度でも内容の薄いものをアップすると、読者が逃げて帰ってこないと考えるのがセオリーだからだ。しかし、ブログのようなマイメディアは、たとえ内容が薄くても、デイリーに継続することの方が大切であるそうだ。それは、量的変化が質的変化に成長するためである。
ブログを、自分の等身大のログと捉えると、わかりやすい。毎日、濃い生活を過ごしている人などいない。それでも、薄さに記録をつけるからこそ、日常と違うことがおこればログがそれをアラートしてくれる。ログが自分自身の鏡像である以上、鏡の中だけ美化しても仕方ないのである。
この一冊で、何かすごく吹っ切れた気がする。もう少し時間をかけて深いことを書きたい気もするが、これにてアップしよう。なぜなら、それが自分の等身大だから。
Posted by ブクログ
自分自身へも含めてブログで影響を与えている人は、ブログを書き続けている。
タイトルが全て。
ツイッターのフォロワーやブログ来訪者数を増やす努力をしている人もいるが、そうでない人のほうが多い。小手先のテクニックでは固定化しないということかもしれない。
記事を書いてためていくことがブログの単純ながらも王道で、それが一番だとアンケートに答えたブロガーたちも肌で感じていたんでしょう。
あと重要なのは、そんなに頑張らないこと。
Posted by ブクログ
実際のアンケートデータを活用し、筆者の見解をわかりやすく説明しています。
結論はタイトルの通り。
ネットを活用してパーソナル部ランディングを行いたい人に
おすすめ!
Posted by ブクログ
楽しく読ませて頂きました。
Webを徘徊している人なら一度は目にしたことがあるサイト、ブログの書き手である主たち(著者曰く「よくわからない人たち」)へのアンケートをもとに、彼らの考え、思いをまとめ、分析されています。
私は一世代古い人間ですが、しかし、幸いなことに、リアルタイムにそうした動きを眺めてきました。
著者を始めとして、ここでアンケートに回答されている若いみなさんの柔軟な発想や、デジタルスキルによって生み出されたサービスに、刺激を受け、感謝しつつ、日々利用させてもらっています。
そうした意味からも、この本でしめされた「よくわからない人たち」の思考、傾向は興味深く、楽しいものでした。
「Webやぎの目」の管理人さん(顔写真も掲載!)とGoogleMapのエンジニアさんのインタビューも楽しく参考になりました。
Posted by ブクログ
やめないことで見えるもの、わかることがある。
3年程度はやめないことが大切。
無理せず、自分を追い込まず、気楽な気持ちでブログやいろんなSNSをやめずに続けよう。
そんなことを考えさせてくれる一冊でした。
グーグルの人との対談とか、けっこう興味深かった。
Posted by ブクログ
読み途中メモ:
ネットでは小さな変化が連続して起こるものだという認識からすると、確かにやめないことが必要条件とならざるを得ない。
だけど結局やめないでいる人たちは、必要条件だからといって続けていたのではなくて、肌感覚的に「やめていない」。自然体で向き合っているのがよさそうだ。
デイリーポータルZの林さんのインタビュー面白い
Posted by ブクログ
ネットで成功している人の思考法をアンケートから分析した内容。
「ネットで成功」というのは色々あって、ブロガー、WEBサービス、tiwtter・・・などジャンルはたくさんあるけど共通しているのはとにかくタイトルにもある通り「やめない人」たち。
また、本では「「よくわからない人」とも表現されていて、独特な企画をやったりしている人も出ている。その数100人!
アンケート結果から、好きなサービスや衝撃を受けたWEBサイト、ネットで有名になったことでの収入変化等まで結構事細かに書いてある。
デイリーポータルZの林さんやGoogleマップ開発者との対談もある。
最終的には、やめないことで「ログ」として残る→これが未来への投資となる。といった下りで、最近のソーシャル化した流れやクラウドサービスなんかの考察もある。
結論として、「ネットで成功している人」は「やめない」ことで、こうしたログからビジネスにつなげたり、結果的に食っていけるようになったということになる。
ネット世界はそんなもんだけど、これがなかなか難しいのは実感済み。
ブログくらいは続けてみようかなw
Posted by ブクログ
ブログに数百万読者がいる人々へのアンケート。
その統計資料、というものにも興味はありますが
私はこの本の第一の主張にこそ感銘を覚えています。
それは
「〈やめない人たち〉である」
という、タイトルそのものの一節。
SEOやら、なんやらかんやら、
「こうすればもっと読者を得られる!」だとか
「訪問者が多くなってお金持ち!」だとか
そんな小手先のテクニックを紹介するのではなく。
誰にでも真似ができて
シンプルな力。
それは「やめない」ということ。
これは、ブログを書くこと以外にも当てはまるなぁ~と思いながら読み進めています。
字面は違いますが、
「続ける」ということはよく「継続は力なり」と表現されるので良くわかることですが
「やめない」
ただ、言葉を置き換えただけなのに視野がふわっと広がりました。
ただ、好きなことをやめない。
その蓄積があなたを作り、ブログを作り、価値となる。
一回一回の更新の中身は少なくても良い。
誰からも評価されなくても良い。
ただ、自分が書きたいことを書く。
他の人の評価は気にせず書く。
それだけです。
205ページ目からの内容がぐっと来ました。
これからブログを書く人も、
今書いている人も、
以前書いていてやめちゃった人も(私です(^-^;
「あ、こんな単純なことでいいんだ」
と、キーボードを打つ指を軽くさせてくれる一冊。
Posted by ブクログ
ネットで名を馳せた(=成功した)のは、(ブ)ログを3年ほど続けた人に多い。また、継続してこられた理由とは楽しかったからであり、名を成そうとなどは思ってなかったようだ。彼・彼女らには及ぶべくもないけど、自分もウェブで情報発信を続けていこうと思ってしまうなぁ。
Posted by ブクログ
コンテンツの総量の面積がある一定量超えると、量的変化が質的変化に成長する
数を意識するのではなく、1対1で相手に対して価値のある情報を提供できるかどうかが重要
プランを考える前に手を動かしてどんどん作ってしまう、ネットの外にあるものをネットの中に持ち込む
Posted by ブクログ
ネットで活躍している100人にアンケートを取った結果の分析と有名ブロガーとGoogleの中の人のインタビュー記事。自分もブログやってるので共感出来たし、はっとした部分も多かった。でも文章の構成というか、説得力に欠ける部分があって、今一つ「?」となる所があったのが残念。
Posted by ブクログ
読み始めたばかりだが、アンケートした結果をひとつひとつ細かく紹介していく感じなのね。なるほど。
これは読むのに時間がかかるので、またあとで読みたいなと思った時に読むようにしよう。
きっと色々なヒントが隠されているはず。
Posted by ブクログ
正直言うと、ネット上にまとめてくれた方が活用しやすい内容。それをわざわざ書籍にしたのは、著者にとって集大成にしたい、本当に言いたいことだからでしょう。「結局は人とログ」。無理に「続ける」ことよりも、「やめない」でいられれるくらい自然にネットを使うこと。充分伝わってきました。アンケート結果の詳細の情報料として、書籍の代金は適正だと思います。
Posted by ブクログ
ネット上での有名な人へインタビューをし、そこに何があるのか?を考えている本。
「人とログ」これが最も著者の言いたいキーワードだと思う。
ネット上で活動を続けることで、自分の発信してきたものがログとして残る。
積もっていく。
3年も続ければ、それは何らかの形になっていく。
自分の考えたことややったことの記録になる。
その結果、何があるのか?
それは本書にも明確には書かれていない。
でもヒントは沢山あったように思う。
結局、何があるのかはやってみなきゃわからないのだろう。
それでもそこに何かがあると思わせるには十分な内容だった。