あらすじ
笑っていいんです! 80歳以上の約4割が認知症かその予備軍。だれもが他人事ではいられなくなったこの病気とどう付き合うか? 両親がアルツハイマー型認知症と診断され、介護と仕事の両立を余儀なくされたジャーナリストの著者が下した結論は――《認知症を力強く、笑い飛ばしてしまえ!》です。その結果生まれたのが本書。赤裸々に病気の現場をレポートします(写真も多数)。「理不尽」で「理路不整然」な出来事に唖然。顔で笑って心で泣いてもしばしば。でも、病と正面から向き合います。そして方言という生の声で伝えます。この経験は、必ず同じ境遇の方を勇気づけ、希望の一冊となるはずです。
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Posted by ブクログ
2人暮らしをしている両親がともに認知症を発症…離れて暮らす息子はどう対処していくかを描いたノンフィクション…。
「親がトンチンカンなことを言ってもそれを当たり前のことと受け止めて、さらにそれを楽しむ境地にまでならならなければ親の介護なんてできない…」う~ん、わかっていてもなかなかそこまで気持ちを転換することは難しいのではないかと感じました。それと、木部さんも一生懸命なんだけど、前述のフレーズにとらわれすぎてるような印象を受けどうにか面白く受け止めようとしているような…まぁ、そうでもしないとこの現実が受け止めきれないのかもしれないのだけれども…なんだか痛々しいなぁ…。でも終盤、たけっしゃんがリアカーに年子さんを乗せて畑に出かける場面はじーんと来ちゃいました!