【感想・ネタバレ】負けるな、届け!のレビュー

あらすじ

「社長があなたを嫌っているから」と、25年勤続にもかかわらずいきなりリストラされたかすみ。プライドはずたずた、崖っぷちに立たされたかすみが這い上がるきっかけは、東京マラソンの沿道で縁もゆかりもないランナーたちを応援する友人の姿だった――。独身アラフィフ、無口な夫との生活に飽き飽きしている専業主婦、社内で「客寄せパンダ」的にしか振る舞えない中堅女性社員。それぞれが「人を応援すること」を通し人生を見つめ直していく連作短篇集。読めば元気が出る、疲れた心に贈る栄養剤小説!
※本電子書籍は2016年2月に講談社より刊行された『アレー! 行け、ニッポンの女たち』を加筆修正して改題、文庫化したものです。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

不当なリストラにあったヒロインが走ること、応援することを通じて新しい道を切り開くまでのストーリー。自分も走りたくなってしまう。中高年にランナーが増えるのもわかる気がする。ラストの大会では、柳沢に沿道で声援を送るという行為によってかすみ達は最大の復讐をした感じになり、それでいて自分達は清々しい気になり前向きになれたような気がする。読後感は良かったー

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2022年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

走ることにまったく興味のなかった人たちが、つきあいや暇つぶしで行った応援ですっかりマラソンの虜に。

私も自分で走る気は皆無。本作を読んだからといって、走ってみようかなとは思いません。だけど、メドックマラソンにだけは釣られそう。生ハムや炭火焼ステーキにかぶりつき、ワインを飲みながら走るって、すげぇ。正気かよ、よう走れるなと思うのは、その状況下では私が酔っぱらって走れなくなるほど飲むこと前提だからですね(笑)。

人事課長をぎゃふんといわせてやりたかったけれど、そんな人も応援。マラソンは、きっと人の器をデカくする。

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2019年07月20日

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