あらすじ
【イラスト付き】獣医の有村遥斗は愛犬のレオと散歩中、強烈な光に照らされ異世界に飛ばされた。遥斗がやってきたのはイガルタ王国という国で、驚くべきことに住民のすべてが狼の頭部と人間の身体を持つ半獣半人の生物だった。イガルタ王国では原因不明の病が蔓延しており、召喚されたレオがこの国を救ってくれる存在だという。獣人たちは神であるレオを手厚くもてなすが、遥斗は「異形の者」として忌み嫌われてしまう。そんな遥斗に唯一優しくしてくれたのは、レオを護るために任務についた騎士団長の銀狼・ブレットで――?電子限定書き下ろしSSを収録!!
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Posted by ブクログ
遙斗の「強さ」はどこから来るんだろう?とずっと思っていた。勝手に異世界に召喚され、異形の者として蔑まれ、ひどい扱いを受ける。どれかひとつでも辛いし、誰かを責めたくなる。でも遙斗は責めないで堪えている。しかも、なんとか自分の知識を使って役に立とうとする...。そんな風に考えられるのは本当にすごい。
そんな遙斗を大事にしてくれるブレットがいたことはこっちまで嬉しくなる。「弱さ」を見せられる相手は大切だと思うし。自分が出来ることを一生懸命やる遙斗を応援したくなる話だった。
平和です
受けか獣医さんという、私的には獣人ものには禁忌なんじゃないかっていう職業です。
だって、絶対重宝されそうだもん。
ということで、やっぱり重宝されちゃいます。
お話は大きくひねくれることもなく平和的で面白かったです。ただ、レオをもうちょっと活かしてほしかったです。ただの賢いワンチャンでした。
そこが残念です。