【感想・ネタバレ】全国マン・チン分布考(インターナショナル新書)のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年05月19日

あの「アホ・バカ分布考」の探偵ナイトスクープ松本さんが、同じく投書をもとに男根と女陰の名称を調べたという大作。
いやいや、文化人類学ですよ。民俗学。アホ・バカと同じように、京都を中心とする同心円で言葉が伝わっていくということと、性がタブー視され言葉が秘められること、いろんなテーマが含まれています。
...続きを読む放送禁止用語になって、番組で取り上げられることがなかったのが残念です。

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Posted by ブクログ 2019年02月27日

奇書。奇跡の書。庶民の日々の暮らしに一大エンターテインメントを見出す「探偵!ナイトスクープ」を作り上げたテレビマンであり、番組始まりとはいえ「全国アホ・バカ分布考」という前人未踏の日本語研究を成し遂げた学者であり、圧倒的に女性礼賛者である独身男が、成し遂げたテレビでは放映出来ない、女性器と男性器の名...続きを読む称を巡る愛と論理と批判と情熱の一大論考です。本文に入る前の女陰全国分布図とその裏の男根全国分布図で鮮やかに結論としての方言の「周縁分布」が提示されています。その上で最初から過剰に溢れまくる著者の個人的体験と著者の人生そのもののネットワークと徹底的な語彙サンプリングと怒りの文献検証・学説比較に圧倒され、緻密な論文というより濃厚な演出に辟易もするのですが、これはロジックというよりパッションをベースにした番組なんだ、と思えばいいのか!と思った途端、無茶苦茶、面白くなりました。人によっては蛇足と言われる最終章にいたっは音楽まで聴こえてきたような気持ちになりました。「♪この世に愛もて 生まれし花 どの花劣らず 生命に満ちて 真白き花も ピンクの花も 一生懸命 今こそさこう女の誇りを 清しき胸に 永遠に輝け 蒼穹の果てまで この世にまたなき 美しさ♪」女性が女性器の名前を卑屈にならずに愛おしく口に出来る大らかな性の肯定。逆に言うと女性器を暗くて奥の方に隠しこんだ明治以降の男性中心の性の世界への怒り。学者でも素人でもなく、女性に永遠の情景を持つジェンダーから離れた男性にしか持ち得ない感情、それがこの奇書のエネルギーです。

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Posted by ブクログ 2019年02月19日

 女性器と男性器の呼び名の所以由来を日本霊異記をはじめとした膨大な資料の中から読み解いていく。

 とりわけ「まら」が仏教語源かどうかについての考察はスリリングで、古典にあたって間違いを修していく楽しみを味わえた。こういう発見や論理的展開があるから批評や研究というのは楽しいんだよなぁ、ととみに思う。...続きを読む

 しかし、サービス精神だかなんだか知らんけど、最後のグランドフィナーレは要らんですわね。
 作者本人も不安になったのか「いいと云ってくれる人もいた」みたいな言い訳を試みてはいるが、そんなに不安やったら最初から載せなんだらええんのに、と思う。
 だがまぁ、こればっかりはニンの問題なのでしようがない。これだけの大仕事だという点を評価したい。

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Posted by ブクログ 2020年04月04日

2018/10/6 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2020/3/23〜4/4

探偵ナイトスクープ発で絶賛された、「アホ・バカ分布考」の仕掛け人、松本修氏の眼の眩む様な努力の結晶の第二弾。男女性器の呼び方もみごとな周圏を描いていたことには驚かないが、その呼び名のルーツを探る氏の執念に脱帽。素晴...続きを読むらしいお仕事。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年10月30日

<目次>
第1章  東京での「おまん」の衝撃
第2章  「虎屋」の饅頭へのあこがれ
第3章  「チャンベ」「オメコ」らの愛すべき素性
第4章  女性の心に生きる「オソソ」
第5章  琉球に旅した『古事記』の言葉
第6章  「チンポ」にたどり着くまで
第7章  「マラ」と南方熊楠
第8章  女陰語の将...続きを読む
第9章  今までの「おまんこ」研究
第10章  「まん」を生きる人生
結びの章  花咲く京の春の大団円

<内容>
『全国アホ・バカ分布考』で有名になったTVプロデューサー(「探偵!ナイトスクープ」が有名)。最初に載っている女陰・男根全国分布図が秀逸。そして本文を読むと、この女陰・男根語をきちんと研究した学者がいないことに驚く。言語学者の中には、いまだにタブー視されている様子なのにさらに驚く。論文とエッセイの中間の形式なのもわかりやすい(時々筆が滑り、脱線するところもいい)。分厚い本(新書版で356ページ)だが、いっきに読める。

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Posted by ブクログ 2018年10月20日

人気番組「探偵!ナイトスクープ」のプロデューサーだった松本修氏が番組では、放送禁止コードに引っかかるため残念ながら取り上げられなかった女陰・男根に関する日本語について全国分布をまとめたものです。新書なのですが、学術的にもきちんと調査されていて日本国民必読の内容です。松本氏の文章もどこまでも紳士的で好...続きを読む感が持てます。卑猥・穢れ・下品・変態などの負のイメージが強い言葉ですが、ルーツを辿れば気品のある素晴らしい言葉でした。

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Posted by ブクログ 2019年02月22日

筆者のあふれるばかりの思いが詰まった一冊。楽しく興味深く読ませて貰いました!
「オソソ」は確かにイイなぁ…。

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