【感想・ネタバレ】八百夜(1)のレビュー

あらすじ

トオワの国は、王が国中の女を虐殺したと噂される血塗られた国。そこにある日、謎の男がやってくる。山賊だと疑われた男は運悪く流れ弾に当たって死んだ。――が、なぜかほどなく生き返る。驚き騒ぐ人々の前で、飄々と男は自らを不老不死だと言い出し……。名手・那州雪絵が紡ぐ、新たなる物語の幕があがる――!!

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ko

ネタバレ 購入済み

淡々としているのに引き込まれる

以前1話が無料で読めた際に、購入をだいぶ迷った作品でした。もちろん購入を躊躇うほど面白くないからではなく、連載が続いてくれるかどうかが不安だったからです。
3巻の発売が決定したようなので、これを機に購入。

主人公(というか狂言回し?)のヤオは、いかにも口八丁で生きてきた流れ者といった風情。死ぬことのままならぬ身だけあって飄々としていますが、那州作品の魅力を凝縮したような、不思議な心安さがあります。
始めにトオワの新たな王アケトがヤオに心を動かされ、続いてマトとケイトの兄弟が心を許すようになり……この先が気になるところで以下次巻。
娯楽に飢えたトオワの民ならずとも、ヤオの『話』を聞いているうちにどんどん物語に引き込まれていきました。
特にアケトの秘密が明かされる流れと、4話ラストから5話の急展開は読み応えがあります。
ヤオがケイトを思い留まらせようとしていた時の、「全然足りない」とは何のことなのか。代々の王のみ立ち入ることができる開かずの部屋とは。海が恐れられている理由など、散りばめられたままの大小の謎が、これからどう語られてゆくのか楽しみです。

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2021年05月05日

ネタバレ 購入済み

5巻まで一気読み

ホント、キャラ設定が上手
会話の言葉選びもうまいなあと思う
5巻まで一気読みして、何かに似てる…と思い、萩尾望都の『マージナル』を思い出した
昔話ではなく、未来の話みたいですね

#笑える #癒やされる

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2024年09月08日

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