あらすじ
正式な王となるため、父王・クロイズの乱心のきっかけとなった「王の間の儀式」に臨むアケト。王の間でアケト待っていたのは、光を放つ不思議な女性・ノーナだった。その頃、トオワの国に混乱をもたらした存在として、ヤオは民に捕えられてしまう。人々の恐れや怒り、憎しみや欲望によって、大きく揺れる世界の中で、語り部ヤオの本当の役目が明かされる――。那州雪絵が描く、幼い王と語り部の物語、ついに完結!!
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Posted by ブクログ
物語の完結。
冒頭、ガリガリに痩せて、怯えるばかりだったアケトさまが、ヤオの物語をきっかけに、乳兄弟のマト、兄さんで教師のケイト、世話役のリカ、トオワの次世代の代表トラさまなどに支えられ、国のみんなが幸せに暮らせるようにする王になるべく、一人で王の試練に挑み、恐れられている父に勝つことを決意する。
王の部屋で、見たこともない機械と幽霊のような幻影と出会っても、初めて聞く話にも恐れを抱くことなく、明日も楽しいことがあるはずと未来を信じ、歴史を理解しようと耳を傾け、誰にとっても一番良いと思われることを選択する。王の部屋の秘密、そこで知らされた秘密の歴史は、自分ひとりで抱えるのではなく、助けてくれる人たちと共有し、みんなで明るい未来を作っていくんだ。
多分、ここで一応のエンドになっても、いくつもの後日談などが語られていくことだろう。それも、また楽しみだ。