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Posted by ブクログ
まっしぐらに生きることを謳歌
それが著者ヤマザキマリさん(「テルマエ・ロマエ」の作者)、のお母さん。
そんな彼女の人生を綴った娘・ヤマザキさんのエッセイ。
昭和35年、27歳。新設される楽団に入るため、楽器だけを持ち、東京の実家と会社を飛び出し、見知らぬ土地、札幌に赴く。
親は子供にとって「まず強く生きる人間の手本であるべき」(77頁)
この母にしてこの娘、に言わしめる至言。
僕とこのたくましい母娘との共通点は、年齢(学年)のみ。
それでも、今後の僕の人生に向けて、大切にしていきたい言葉だと感じた。
一番印象に残ったのは、「リョウコ」。
幼い頃からずっと、母親を一人の人間として、「同志」として見つめ、尊敬しているヤマザキさんの目線がよく伝わってくる。
サンキュー、いつもいい本のお薦め、ありがとう。