あらすじ
街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生(18)と盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ(16)。 出会ってしまった運命のふたり――!!
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「その恋は、最凶ヤンキーのお尻に刺さった白杖から始まった!?」
街を牛耳るヤンキー・森生と弱視の女の子・ユキコが
偶然の出会いから意気投合します。
一見仲良くなりようがないふたりに見えますが、
森生は先入観なくユキコに接し、
ユキコは森生をコワモテな見た目で判断しません。
森生の顔の傷をユキコは真摯に気遣い、
自分の姿がすぐに分かるように、と
森生はいつも着ている黒い服ではなく蛍光色の服を着ようとします
(全然似合っていないところがまた可愛い…)。
お互いの素敵なところを素直に受け止めて、
一緒にいるためにささやかな努力を怠らないふたりの
素敵でちょっとおかしな恋模様を貴方もぜひ読んで、応援してみませんか。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
ドラマ化万歳!! うおやま先生、おめでとうございますッッ
うおやま先生自身が一番、ビックリしたんでしょうけど、ユキコを杉咲花さん、森生を杉野遥亮さんを演じるって事には、私らファンにとっても「!?」でした。
まぁ、ぶっちゃけた話、私はキャストが、原作をしっかりと読み込んで、自分で感じたモノを芯にした演技をして、ドラマだからこその良さを私達に魅せてくれるのであれば、誰であろうとも構わないんですが。
杉咲さん、杉野さん、『ヤンキー君と白杖ガール』の最高っぷりが、未読の方にも伝わるよう、ドラマをよろしくお願いします。
それでは、(5)よりも最高だった(6)の感想を書きます。漫画の感想は十行制限ってルールを自分に課しているので、いつもよりも短くなってしまったけど、残った分にギュッと詰め込むので、読み辛さ増し増しだったら、すいません。
この(6)の内容を、ざっくり説明すると、話の主軸であるユキコと森生の恋愛関係が前進し、同時に、森生と青野君の友情が深まっています。
前者のパートでは、健常者同士のカップルであっても、大体は直面するであろう、元カレもしくは元カノ問題に、ユキコと森生もぶち当たり、それで、ほんのちょっとだけ、仲がぎくしゃくなりながらも、何だかんだで、より愛睦まじくなる。いわゆる、「雨降って地固まる」感じです(←身も蓋もない)
言い方は変かもしれませんが、森生の「過去」に対してモヤモヤし、ギスギスとした感情をぶつけてしまい、後悔に苛まれるユキコには、女の子らしさを感じました。恋する気持ちに振り回されるのは、健常者だろうが、障害者だろうが、同じなんでしょうねェ。
後半パートは、私自身が、この『ヤンガル』で最も好きなキャラが、青野君なので、彼メインの話が読めて嬉しく、うおやま先生に大感謝です。
「色」についての知識を、自分の中に蓄積し、自分の世界を色彩豊かなものにしていき、これが自分だと全力肯定しちゃえる青野君の強さを知って、一層に彼への好感度が高まったのは言うまでもないんですけど、そんな青野君の「強さ」を感じた上で、真っ直ぐに向かっていき、友情をぶつけられる森生の純粋さにもグッと来ました。もう、この二人、親友って関係でいいんじゃないですかね。
この台詞を引用に選んだのは、青野君がもっと好きになれた台詞だったので。
人間、努力していると、それに意味があるのか、と悩んで、立ち止まり、止めたくなる時もあります。自分が欲しい結果が出せないと、尚更に。
だからこそ、自分の心で「頑張ってきて良かった」と思えた時は、最高に幸せなんじゃないでしょうか?
自分の為にしてきた努力で、誰かの悩みを晴らせたなら、一層に、充実感は増すのではないか、と私は思います。
私はまだ、努力が不十分らしく、小説家としてリングに上がれていませんけど、今、毎週土曜日に「小説家になろう」へ投稿している作品で、諸先輩方が殴り合っているリングに繋がっている階段を一段ずつ上っていると信じ、これからも書き続けよう、投稿を途絶えないようにしよう、と気合が入りました。
時たま、ユキコや空ちゃんをギョッとさせる下ネタをかましちゃうのが難点かも知らんけど、こんなにもカッコいい青野君が、どんな恋をするのか、その時、彼の中に、どんな新しい色が塗り加えられるのか、楽しみです。
ドラマで、青野君を演じるのは、ここ最近、特に勢いがあり、実力派と世間から評価されている、細田佳央太さんなので、ますます、ドラマへの期待が高まりますね。
「ぼく、『色』を勉強してきてよかったな! 色を覚えるのは、『自分のため』って思ってたけど、今日・・・・・・初めて、心が納得できた。きみの役に立てたから。ぼくにない世界を・・・・・・知ろうとしてきてよかったよ」(by青野陽太)
青野くん!!推しのお話が書かれてて大満足。ずっと待ってました。そして黒川くんが何気なく言ってた地球に間借りしてるって確かに?!ってその語彙力に完敗
Posted by ブクログ
自分が見ている青が、他人が見ている青と同じ保証はどこにもない。
全盲の青野くんが感じてる色が間違っている証明もできない。
私だって、この世に存在している紫外線や超音波を目や耳で知覚はできない。
でもコウモリや虫から"お前らは欠けている動物"だとは言われないじゃないか。
色や光が分からない人がなにか欠けているわけじゃない。
一人一人、与えられた体で感じる世界こそ全てなんだ、と思わされた。
しかし本当に 黒川くんはすごい。青野くんが健常者の世界に"合わせてきた"裏の気持ちなんて全然気づけなかったよ……
Posted by ブクログ
ユキコちゃんがなんでも話してくれない、と
黒川にショックを受けるのも恋する女の子らしいと思うし、
自分にも見せられない箱がある、と気がつくのが良い。
見える目に失恋したことがあるという良い方、なるほどなと思った。
失う事が新しい世界への第一歩になる、と思える今を手に入れたことで、過去が変わっていくのが本当に好き。
ハチ子が告白されたと聞いた時、茶化すことなく
ハチ子に惚れるなんて見る目あるなと言える花男くんが
本当に良い子だなと思う。
妹なんて都合の良い言葉で誤魔化さないでやって欲しい
というアドバイスも真摯。
「俺たち全員地球に間借りしてるだけ」は面白い言い方。
青野くんは本当に良いキャラだなぁ。
「ぼくには見えなくても世の中にはある」の言葉が好きだ。
桜田先生も良い人。
先生はオレンジ色だねなんて言われたら泣いてしまいそうだ。
視覚の有無に関わらず物事に色がついていると感じる人もいるわけで、
空気に色がついて感じる人は普通に居るのではないだろうか。
変だと決めつける側が無知なだけだと思うし、差別など大体のことは無知からきていると思う。
何かが欠けている訳じゃない、と自分を肯定している青野くんはとても恰好良い。
彼にぶつかった人のその後がちょっと描かれているところも好き。