【感想・ネタバレ】田嶋春にはなりたくない(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

田嶋春(たじまはる)、通称タージ。サークルの新入生歓迎会で未成年者の飲酒を許さず学生証の提示を求めるような、鬱陶しく、空気読めない、まさに正論モンスター。近付きたくないけど、目が離せない。だって彼女は誰よりも正しく、公平で、そして優しいから。キャンパスに巻き起こる日常の謎を、超人的な観察眼で鮮やかに解き明かす彼女に、翻弄され、笑わされ、そして泣かされる青春ミステリ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

さっぱり行動の指針がわからない子の気持ちが徐々にわかってくる感じが面白かったです。
でも、やっぱりこういうタイプの子は好きじゃないかもな、と後になって思いました

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2020年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

高校のとき、同級生に田島という苗字の人がいて、もしハルって名前だったらタージマハルっぽいな、と思っていました。なので、本作のタイトルを見た時「遂に来たか」と意味不明なインパクトを受けました。

内容に関しては……空気の読めない少し変な子だけど、他の人とは違う着眼点や発想で事件や問題を解決するお話は割と珍しくないと思ってまして、それ故本作にもさほど新鮮さ・斬新さは感じられず。

各章のエピソード(事件というか、問題?トラブル?)はちょっと面白いなと思いました(三毛輪の話が個人的には好き)が、肝心のタージが実際にいたらめんどくさそうなキャラで感情移入や共感がしづらかったので、本作にハマりきれなかった気がしています。ケレン味は薄れますが、タージの性格はもうちょっとマイルドなくらいが、個人的には丁度よいかなぁと思いました。

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

各章が田嶋春を中心とした完結した物語で構成されている。周りを自覚なく振り回し混沌へ導く春が結果的には被害者である「問題児」の問題を意識してか解決していく物語であるが、オチるはずの最終章では特にこれといったオチはなく肩透かしを食らった気分になった。せめて、最後になにか上手くまとめて欲しいものだった。

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2019年04月14日

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