あらすじ
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ドールハウスをつくるハルカおばさんのところへでかけたミユ。おばさんは今「小さなぼうし屋さん」をつくっているところです。ところがおばさんは、大きなウインドーに飾る特別なぼうしがつくれないと悩んでいました。いくつもつくっては、どれもこれも気に入らないと言うのです。そこでミユは、使わなくなった小さなぼうしをもらうことにしました。そして、ぼうしに飾りをつけて、以前出会った妖精パピーにゆずってあげようと考えました。夜、ぼうしをおばさんの庭のベンチに置いておくと、次の日には、ぼうしがすべてなくなっていました。そして、「明日、ウエディングベールにお祝いのししゅうをするので、ミユにも手伝ってほしい」というパピーからの手紙が置いてありました。ミユは、ねこのシルバーと一緒に妖精の世界へと向かいました。そして、パピーと再び出会うことができたのです。女の子に大人気の著者、あんびる先生がおくる心温まる幼年童話。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
このお話の主人公、女の子のミユは、おばさんである、ドールハウス職人のハルカさんが作ったとっても可愛いドールハウスを見に行きます。おばさんは小さな帽子をつくりかけで、ミユは最後のトルソーに飾る一つが決まず、作り続け放棄したたくさんのミニ帽子を知り合いの妖精さんにあげることを思い付きます。いろんなデザインの小さな帽子のデザインの挿絵もワクワクしますし、妖精がそれぞれプレゼントされた帽子をかぶっているシーンも可愛く、妖精の花嫁に代々使われているウェディングベールが、毎回刺繍を増やしていっている事、凄くロマンチックに感じました。
ミユがそれを知って最初ママにバザーに出すと言われ渋った小さくなってきられなくなったお気に入りのお洋服を、コサージュをつけてバザーに出すシーンは頑張ったな、偉いなぁと思います。中々お気に入りって手放せないですよね。
Posted by ブクログ
<あらすじ>
ハルカおばさんがいまつくっているのは、すてきな「ぼうし屋さん」
ところが、そのウインドーにかざる
[とっておきのぼうし」だけが、いくつ、つくっても
気にいらないのです。
<かんそう>
ミユが、パピーとあえたことがよかったです!!!
Posted by ブクログ
こんにちは、みちみちです。
私はいろいろな小説や絵本の感想をかいています。どんなものの感想をかいているか知りたかったら、本棚をみてみてください。
これは、女の子「ミユ」のお話。ママの妹ハルカおばさんが小さいぼうしをたくさん作っていました。そのあといろいろあって、ぼうしのいいアイディアが思いつきました。いいアイディアとは...?それが知りたかったら買ってみてください!
いろいろなぼうしがあって、自分が好みのぼうしまで見つかりました。このぼうしやさんが本当にあったらなーと思いました。
また、楽しい本の感想もかくので、よろしくお願いします!べつに、毎回見てほしいわけではありませんから、無理して見なくていいです。さようなら!
Posted by ブクログ
◆しっぷうの妖精パピーから手紙がとどき、ミユは、ふたたび妖精の世界へむかいました。ハルカおばさんがいまつくっているのは、すてきな「ぼうし屋さん」。ところが、そのウインドーにかざる「とっておきのぼうし」だけが、いくつつくっても気に入らないというのです。こうしてあまってしまったぼうしを、ミユはもらったのですが…。
(^^)<Comment
前巻で、妖精パピーと出会ってから、ミユはハルカおばさんのお手伝いでお店にちょくちょく顔を出すようになったみたい。
おばさんが今回作っているのは「ぼうし屋さん」ですが、作っても作ってもショーウインドウの目玉になるような納得の「とっておきのぼうし」が完成しない…。
ぼうしだけが増えてしまい、ドールハウスには飾りきれないので、ミユはそのぼうしをかわいくリメイクし、妖精たちにバザー品として譲ることを考えます。
20~21ページのぼうしのイラストが描かれたページがすごくかわいい!
あんびるさんの本は、こうしたアイテムだけのイラストページや注文書のページがフルカラーになっていて、すごく魅力的♪
まるで、物語の世界に入り込んで、自分もそのアイテムを実際にみている気分になれるから。
帽子バザーは妖精たちに大ウケで、ミユはまた妖精パピーに呼ばれて、おばさんの飼い猫のシルバーと一緒に妖精たちの世界にやってきます。
そこで妖精たちと一緒に、ウェディングベールの刺繍をするお役目を引き受けます。
これまた、ベールのカラーページがすごくすてき♪
このベールは、「だれかのもの」じゃなくて「妖精から妖精へとゆずられてきたもの」で、たくさんの想いがつまったすてきなベールでした★
お花の刺繍も、みんなで1つをししゅうするきまりで、結婚式があるたびに1つずつ1つずつ増えていった思い入れのあるものでした。
ここで、導入の設定が、急に活きてくるのがおもしろい!
物語序盤、お気に入りのブラウスを着ようとしたミユは、そのブラウスが自分にとって、すっかり小さくなってしまっていたことに気がつきます。
そこでママが「誰かにゆずってあげたらいい」と提案するのだけれど、思い入れのあるブラウスをだれかにあげちゃうのはなあ…と適当な理由をつけて、遠慮するの。
でも、妖精たちとのやりとりの中で、ミユの心に変化が起きて、あのブラウスもただ眠り続けるより、だれかのもとでまた新しい想い出を作ったほうがすてきなんじゃないかって気づくんです!
ママの「だって、それはミユが大きくなったしょうこですもの。大きくなるのは、からだだけ? ううん、心も同じくらい大きくなってるの。だから、ミユがまえよりずっと、すてきな女の子になったしょうこなのよ」というメッセージも印象的…☆
妖精たちとの出会いが、ミユの心の成長に大きく貢献していることは言うまでもないですね…♪