あらすじ
ソフトウェアエンジニアをおもな対象に、文字コードの基本をまとめた解説書。
本書前半では、文字そのものと、文字コードの歴史を少しずつ解きほぐしながら、文字コードの原則、変遷、主要な仕様の要点をはじめとした基礎知識を丁寧に解説。さらに後半では、Unicode/UTF-8/UTF-16、日本の文字コード規格、文字化けのメカニズム、コード変換の基礎、Java、Rubyを例にプログラミング言語における文字コードの扱い、はまりやすい落とし穴とその対処など、広くソフトウェア開発に携わるエンジニアの方々へ、知っておきたい技術情報を厳選してお届けします。
今回の改訂第2版では、初版の骨格はそのままに、9年間の変化を反映して、規格や文字政策、プログラミング言語・API等の最新版に追随するよう、全面的に加筆修正しました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
文字コードやエンコーディングに悩まされたことのないソフトウェアエンジニアはいないと思う。本書は文字コード関連のトラブルを一度でも経験したのなら読んでほしい一冊。
私も10年前に読んでいればよかったと思った。基礎的ではあるがはっきりと整理できていない人は多いのではないか。
Posted by ブクログ
文字コード技術を体系的に学ぶという点で、まあ文字コードの書籍は然程あるわけではないですが、入門者にとって非常に分かりやすいものであると思います。この本を経れば、あとはコンソーシアムなりIPAのドキュメントを参照することで大半の文字問題はなんとかなると思います。
Posted by ブクログ
文字コードの技術を体系的に説明してくれる貴重な本。入門と銘打たれているが、かなり幅が広くて内容が細かい。かつ、図が少ないので理解が難しかった。もう少し平易な(Shift_JISとUTF-8だけに絞った)内容の入門書があればいいと思うのだが、残念ながらあまり選択肢がない状態。
全部は読めなかったが、文字コードの考え方や、よくあるトラブルについて解説してくれており、業務に役立てることができた。