【感想・ネタバレ】荘子と遊ぶ ──禅的思考の源流へのレビュー

あらすじ

『荘子』はすこぶる面白い。読んでいると、世の中の「常識」という桎梏から解放される。二千年以上前から伝わるこの本は、今に生きる「心の自由」のための哲学なのだ。そしてその思想は、禅の考え方にも深く沁み込んでいる。……あらゆる価値や尺度からまったき自由を獲得した稀代の思想家の、非常識で魅力的な言語世界を味わい、「遊」の世界へ読者をいざなう。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

月刊「ちくま」に、「『むふふ』の人」のタイトルで連載されていたもの。関西弁でスクワットばっかりしてる荘周が現代の日本にやってきて、ぽよぽよと機嫌のいい混沌王子とアパートで貧乏暮らし。そこは看板のない動物の整体院。近所に庵を結ぶ宗久さんは、彼らと交流しながら、あれこれと考え続けるのでした。玄侑さんが長年、愛読しつづける荘子。禅との関連を、寓話の手法で軽やかに語ります。おもしろかった。

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2011年03月08日

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