あらすじ
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「あんたもワテが産んだ傑作やでねぇ、なんも心配しとらんよ」。かつて僕が白血病になった時、母はこう笑い飛ばした。今度は僕が母を救う、そう決めたはずだったのに。死が近づく闘病の日々と、母を失った日常で僕が知った、最愛の存在がいない世界とその死の本当の意味。死後1年、母から届いたスペシャルな贈り物とは。特別編も収録!
感情タグBEST3
タイトルを二度見する
自分の闘病中にTwitterで情報を見かけたのですが、タイトルが衝撃的すぎてTLを流し読みしていた指を止めて二度見しました。
今まで闘病を支えてくれていた母も、いつかは旅立ってしまうのかと思うと、読みながら涙が止まりませんでした。作者様も闘病していたことがあったと知り、ますます感情移入してしまって、読むのがつらいほどでした。
親はいつまでも一緒にいてくれるわけではないことを肝に銘じ、親孝行できるときにしていきたいと思います。
買ってよかったです。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて手に取りました。
一番の感想は、大人になってから分かること、失ってから初めて気付くことは人間に大きな成長を与えると感じました。
大切な人の有り難さはまだ若い人や学生さんには分かりずらい感覚かも知れませんが、宮川さんの経験からとても大切なことを学べる気がします。
漫画なので気負わずに読めるところも素敵です。
そして、絵や文章にも宮川さんの優しさが表れています☺️
Posted by ブクログ
2021.2.11
切ない。泣いた。号泣した。
ちょっとオトボケだけど優しくて可愛いオカンだったんだなぁ…というのがひしひしと伝わる。
父がガンになり、この手の小説や漫画を読んで心の準備をしようと思ったけど、いざその時になると自分がどうなってしまうかわからない。
泣ける時に泣かないとね。父が亡くなったら泣くんだろうか、私。泣くんだろうな。その時を思うと色々な感情がこみあげてくる。
父も母も自分より早くこの世からいなくなってしまうのだから、親孝行…というとおこがましいけれど自分が後悔しないようにしないとなと思う。
Posted by ブクログ
さっき仕事から這々の体で帰宅したら、妻から「あなたのような人が読むべき」と勧められたのが本書。
漫画です。
30分くらいで読み切りました。
まあ、泣くわな。
作者は、ぼくと同世代の漫画家。
30代初めのころに、がんで母を亡くしました。
母を失った喪失感と、そこからの再生を描いていて没入しました。
自分の母は元気ですが、母を亡くすということは、こんなに堪えるものなのですね。
リアルで胸に迫りました。
恥ずかしいから言いたくないけど、男の子はみんな母に特別な感情を抱いています。
だから、どんなにタフに見える男の人でも、母を失えば情けないほど取り乱します(何たって、あのビートたけしが人目もはばからず号泣するくらいですから)。
本書は、男の子の母に抱く特別な感情が刺激され、涙を誘います。
「女の子の母親に対する感情は、男の子とはまた違うのよ」
と妻。
恐らく、男の子は単純、女の子は複雑なのでしょう。
「死とは何か」という根源的なテーマにも肉薄しており、考えさせられます。
へー、いい漫画を読んだなぁ。
Posted by ブクログ
エッセイと思って手に取ってみたら、マンガだった。
身近な大切な人を亡くした経験のある人なら、感じたことのある気持ちがたくさん。
軽いタッチで面白く描かれているのに、そのポイントになると涙が出てしまうという不思議な現象が何度も起こった。
「遺骨を食べたい」というタイトルはインパクトがありすぎるから、反対意見もあったのだそう。
実際に食べるかは別として、究極の愛情表現なのかもしれない。
Posted by ブクログ
こんなにも息子に思われるお母さまが羨ましいと思った。
常に一緒にいて空気と同じような家族。
嫌な面ばっかり目についちゃって、感謝の思いさえ伝えられず、伝わってこず。
でもいなくなってしまってからわかるんですよね。
サトシさんは闘病中もよくやってましたよ。お母さまに寄り添って。
奥様もいい方ですね。
私の息子はどう思ってくれてるのかしら。