あらすじ
二〇〇〇年代初頭から急速に広まったキャリア教育。でも、正社員になれればOK? キャリアプランなんて立てられる? やりたいこと至上主義のワナとは? 常識に振り回されずに自らの進路をつかみとる方法、教えます。
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Posted by ブクログ
中高生に向けて、本来のキャリア教育を説明している。大学生や社会人でも、狭すぎるキャリア教育(俗流キャリア教育)に翻弄されてモヤモヤを抱えている人なら、読むと少しスッキリするのではないかと思う。感覚的に「料理教室型」の学習という比喩はわかりやすかった。学び方を学び、いざという時に活かせてこそのキャリア教育。決して、正社員になることを第一に目指すような教育ではない。それを知る本。
Posted by ブクログ
”預金”しておいた知識やスキルを引き出しながら、仕事や人生を送っていく「銀行型」ではなく、自分で料理を作れるようになる「料理教室型」の学びを実践してすべきである。
もちろん学校には、君たちが学んでほしい「基本レシピ」(各教科や特別活動などの教育課程)が用意されている。これらは、きっちりと修得する必要がある。しかし、基本レシピを通じて得た知識やスキルだけで、君たちが卒業後の仕事や生活をすべてやり繰りできるわけではない。
だから、基本レシピの修得を通じて、「学び方」を学ぶこと。自分で学ぶ習慣を身につけること。これが、決定的に重要なのである。(P175-P177)
セミナーを興味本位で受講し、著者を知り、今現在(平成27年4月16日)で最高のキャリア教育の本。
数学って何の役に立つの?学校って卒業してしまえばそれまでだよなーって思う気持ちを改めさせてくれる本。