【感想・ネタバレ】非写真(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

事故死した編集者が直前に撮影した夜の海の写真。そこに写る波間に漂う突起物を拡大すると……表題作はじめ、シャッターを切ると震災犠牲者の霊が写るようになったカメラマンが、死者が入るといわれる温泉で驚愕の出来事に遭遇する「さるの湯」、昔のアルバムのどの写真にも存在する謎の少女の正体を探る「あの子はだあれ」など、みちのくを舞台にカメラに忍び込む戦慄の世界を描く作品集。(解説・東雅夫)

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Posted by ブクログ

写真に撮れば現実の裏側も真実として写し出しているかもしれない。怖い話が読みたくて買って読んだんですが、もっと違うものを感じ取ってしまったかも。小説と写真の違いとか作者はめっちゃ考えているのかなとか思った。あとは震災のこと。岩手県の方なのできっとワタシの見ていた震災のことよりももっと心のなかでどうしようもないものを感じておられるんやろうとは思う。あの時、たくさんの命を一気に連れていったことをずーっとワタシも考えている。そこから、離れられない。

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2018年07月05日

Posted by ブクログ

写真にまつわる短編集。

いちいち最後にゾクッと悪寒が走る為少し暑い中で読むと程よい。
夏にピッタリな一冊。

ただ、軽い気持ちで手に取るとカメラや写真についての描写が細かいので興味がないと少し疲れる。

そして後半からなんだか似たような話ばかりだなぁなんて思ってしまったりしましたが解説を読んだら色々思うところがありました。

合掌点と遠野九相図が怖くて好き。

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2018年08月09日

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