あらすじ
あの人の話はいつも短くてよくまとまっている。
あの会社のツイッターは、いつもリツイートされる。
内容に大差はないのに、あの人の企画はよく通る。
ネットで同じ商品を売っているのに、なぜかあのお店はよく売れる。
その最大の理由は、文章の長さにあります。情報があふれる現代、伝えたいことをより理解してもらおうと、長文でアピールしても隅々まで読んでくれる人はいません。2行以上の情報は、基本的に読み飛ばされてしまうといっても過言ではないのです。
こんな時代に自分の言いたいことを相手にきちんと伝えるために必要なのは、見た瞬間に直感的に理解でき、なおかつ「面白そう」「自分に関係ありそう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えること。本書では、コピーライター一筋30年の著者が、それを“わずか1行”で実現する方法を解説します。
さらに、特に悩んでいる人が多い、女性向け商品やサービスを扱っている、企画開発やマーケティング、SNS、営業担当者など「女性に心を動かす伝え方を知りたい」という方向けに、女心のつかみ方を解説する特別付録もついています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
あっという間に読めるにもかかわらず、素晴らしい内容だった。
本編は全てに唸らされるプロの内容だったし、特別付録には笑いながらも重要な女性心理が書かれており、本当にダメになった☺️
Posted by ブクログ
伝わるのは1行。
著:田口 まこ
1行こそが、あなたの可能性を広げる。
こんな時代に、何かを伝えようとするとき、長文を隅々まで読んで理解してもらうことは不可能。見た瞬間に右脳で、直感的に内容を理解でき、なおかつ「面白そう」と思ってもらえる、簡潔でわかりやすく、気の利いた表現で伝えることが重要。
文章にも、少しのことでガラリと変わる、そんなコツがある。本書では、普段文章を書く機会が少ない人でも、簡単にマネできて、すぐに使いこなせる、コピーライターのテクニックやコツについて以下の4章により説明されている。
①残念ながら、2行以上の情報は読んでもらえません!
②伝えたいことをギュッと凝縮する4つのステップ
③1行を磨き、輝かせる7つのテクニック
④最短・最速でハートに届く「シズル言葉」で心をつかむ
ビジネス文書においても、1行まではいかないものの、長文では相手に読んでもらえない。わかりにくいといったトレンドが顕著となっている。
それは、誰もが忙しい現状において、相手を思った、相手に合わせた、相手視点の最短で理解できる効率の良い手法として1行やサマリーが有効であり、求められているからである。
状況に応じて、サマリーではない、補足資料やエビデンスなり、データが必要となるものの、それは後から読み手が選択して、情報を取りに行けばよい。そしてその情報を補足として提供すれば事足りることも多い。
難しいことを簡単に、概念として捉えて提供することがますます必要となってくる。言葉を研ぎ澄ますと省略はことなるものの、環境やタイミングに合わせて、その使う環境の境が不明瞭となってきた今だからこそ、軸をもって活用していきたい。
Posted by ブクログ
細かいTips集という感じでとっつきやすい。
あまり深い内容ではないが、傍に置いて辞書的に使うと良さそう。
特別付録の、女心を解説している部分が実質本文な気もする。
Posted by ブクログ
コピーライトする。ターゲットイメージをとことん具体化する。絞る。伝えたいことをなるべく大量に書き出す。広げる。KJ法。カテゴリ分けし、絞るで選んだターゲットに向けてカテゴリを選ぶ。対象の特徴や内容がきちんと伝わるか、ターゲットの興味を引くか、独自性があるかでカテゴリ内から選ぶ。選んだ言葉を磨く。磨き方。助詞抜く。倒置。重畳、文頭に掛け声。漢字かなカタカナの使い分け。画像と掛け算、画像にない部分を言葉に。対句。
シズル言葉は時代だなあ。
女ごごろ解説は殿方には役に立つのではないでしょうか。
Posted by ブクログ
「長文は嫌われる」
そんなことはわかっている。では、どうすれば短くなるのか?どうすれば、人に伝わり、読んでもらえる文章を書くことができるのか。
さまざまなスッテプが書かれていて、タメになる。
しかし、後半の女性にモテるテクニックみたいなのは不要かと。
Posted by ブクログ
文章を推敲するとついついかしこまった文章になりがち。
体裁よりも伝わるかが大事
例えば字面にしても 、ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベットで印象が大きく異なる
「かわいい」「カワイイ」「可愛い」「kawaii」というように
そういうところでは便利な言葉である日本語。
載っていることを駆使してどんどん書いていきたい
Posted by ブクログ
テクニック1
「助詞抜き」技
▼助詞を抜くだけで、1行に躍動感が出る
▼「助詞抜き」で、SNSの1行がイキイキとした印象に
▼タイトルにしたときも効果バツグン
テクニック2 「入れ替え」技
▼順序を入れ替えるだけで、平板な言葉がドラマチックに蘇る
▼「体言止め」との合わせ技も有効
テクニック3 「くり返し」技
▼言葉をくり返す、ただくり返す
▼強めたい言葉を、何度も何度もくり返してみる
▼韻を踏んで3つの言葉を組み合わせる
テクニック4 「かけ声」技
▼文頭に呼びかけるような〝かけ声〟を入れて、気持ちをこちらに向かせる
▼動詞で呼びかけるのも効果的
テクニック5 「字面」技
▼漢字、ひらがな、カタカナで印象は大違い
テクニック6 「かけ算」技
▼言葉と写真。情報をかけ合わせれば、効果倍増
▼1枚の写真が言葉によってまったく違う表情に
テクニック7 「組み合わせ」技
▼「対句」ができれば、感動職人になれる
▼伝えたい思いと、それを邪魔するものとを組み合わせる
▼人を勇気づける1行を対句でつくる
▼「嘘っぽい対句」は見抜かれる! 心のこもった1行を
Posted by ブクログ
伝えたいことを1行に凝縮させるためのテクニックが紹介されている。シズル言葉は初耳だったが、巷で良く使われている言葉であり効果があるんだなと思った。
Posted by ブクログ
コピーライターである著者が心に刺さる1行を書くコツについて解説した一冊。
情報が溢れる現代で長い文章が敬遠されることから1行で表現することの重要性を本書を読んで感じました。
そして1行を作るために絞る、広げる、選ぶ、磨くという4つのステップを踏むことや
助詞を抜くことや繰り返しやかけ声や対句を駆使することなど1行を輝かせる7つのテクニックが紹介されており勉強になりました。
また20個のシズル言葉を使うことによって直感的に表現することもあって世間でも多用されているとも感じました。
また、巻末の女心を掴むテクニックも面白いと感じました。
本書で紹介されているテクニックはそんなに難しいものではないですが使いこなすとかなり効果を発揮し、伝えたいことがダイレクトに伝わるものであると感じました。
本書で紹介されていることを活かしてスキルを身につけていきたいと感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
一番大切なのは、シンプルに短くまとめること。
そのために、端的に伝えるだけでなく、言葉のバリエーションや見た目にも配慮することが重要。漢字、カタカナ。時にはひらがなを使って表現する。
長文や硬い文章は伝わらないからこそ、どうしたら伝わりやすい言葉に言い換えられるかを教えてくれます!