あらすじ
「あなたの選択」しだいで年金額は大違い!
人生100年時代。2050年には、男性の4人に1人が93歳、女性の4人に1人が98歳まで生きます。長生きの最大の支えが「死ぬまでもらえる公的年金」です。幸せに長生きするために、公的年金のフル活用術を知りましょう!
●「最強の受給者」はどんなタイプ?●「繰り下げ、繰り上げ」どっちが正解?●パートの「130万の壁超え」の損得は?●70歳まで働くといくら増える?●年金の税金、どう減らす?●運用できちんと増やすDC活用策は?……など知りたかった答えを一挙紹介! !
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Posted by ブクログ
面白かった。まだもらうのは先の話だけど、知っておくには越したことはない年金の話。年金は破綻するなど、暗い話ばかりが表に出るけど、年金制度は良くできていると改めて感心した。少子高齢化にも対応でかくているのは驚き。もちろん課題もあるが、それでも、ただなんとなく老後のお金のことを怖がっているのなら、この本を読むと安心するかも。
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年金について一通り知りたいと思い購入しました。
年金に関係することが全般的にまとめられており、良書だと思います。
年金はどう運用されているのか・どう活用していけば良いか等が書かれており、年金は全員関係することから、一読して損はないのでは無いと感じました。
Posted by ブクログ
とあるきっかけで著者の日経コラムを拝読しましたところ、非常に分かりやすく社会保障や投資について説明されていたので、こりゃきっと著作も面白いぞと手に取ってみました。
現行の公的年金制度を詳細につまびらかに解説してくれていて、ぼやーっと認識していた公的年金の制度の概要が理解することができました。なぜ、こういった大切なことが自主的に行動しないと知識として手に入らないのか、自分の老後にとってとっても大切なことなのに、なぜ今まで知らなかったのか、自他ともに責めたくなるほどの内容です。日本の制度で暮らす予定の方々は、自分が毎月払っている保険料がどういった形で還元される予定なのか、具体的に把握されるのに最良の助けになるのではないでしょうか。
私みたいな関心を資産形成や老後資金に興味を持ち初めの第一歩踏み出す方に、おすすめです。とりまこれです。
Posted by ブクログ
自分が手を伸ばしたところに転がってる情報を鵜呑みにして怖がったり憤ったりするのは危険。
きちんと知ること、が大事。
本書は文字量は多いが、非常に分かりやすく丁寧に書かれている。
高校の教科書に採用すべき一冊。
Posted by ブクログ
1.半年くらい前に買って、そのまま積読状態になっていたため、思い切って読むことにしました。
日経新聞で田村さんの名前はよく出てくるので、気になっていたので購入しました。
2.公的年金は、終身保険であり、自分の選択次第で増やすことができるということが述べられています。年金問題は常に話題になっており、様々な情報が飛び交っています。この本では、年金について詳しく述べられており、なぜ支払ったほうがいいのかを述べています。年金は国民、厚生、障害、遺族といった種類がありますが、これらをもらうためにどのような手続きが必要なのか、資格は何が必要なのかを言ったことまで書かれています。また、年金額を増やすためには長く働くだけではなく、他の年金をプラスで書けるといったことも書かれています。
年金に対して様々な情報が飛び交う中、しっかりと制度について述べられているものは少ないと思いますので、手元に置いておきたい1冊です。
3.年金に対して、年齢が来れば自動的に受け取れると思ったり、将来はなくなったりとマイナスなことを言ったりする人が多いです。事実、年金の支給年齢が65歳に引きあがり、不安を抱く方も多いです。
この不安を取り除くためには、年金の仕組みを把握しておく必要があります。今の80歳以上の人たちは月20万以上もらう人が多いですが、これから支給される世代ではこれほど多くもらうことは難しいでしょう。そうなると、やはり自分での運用を視野に入れておくことが必須なのではないかと思います。
Posted by ブクログ
全世代必読の本
画期的な点は2点
・年金の現状について客観的・中立的にまとまっている
・年金の効果を最大化するための収め方、受取方、制度の使い方を解説
特に後者は極めて実践的。この本を読んで未納でいられるとは思えない
Posted by ブクログ
90歳になったときあなたの収入はいくら?
人生100年時代に備えるための年金の知識がしっかりまとまった1冊。主婦や自営業や企業年金などあらゆるパターンをとりあげて解説されているので家の本棚においとけば安心できそう。
実際に自分がどれくらいもらえそうなのかわかり、老後の生活の具体的なイメージがわいたのが何よりの収穫。イデコやNISAにも触れられているので将来への資産づくりの方法も勉強できる。
やっぱり日本はいい国だ!
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年金は破綻しない。きちんと払いましょう。また年金は“保険”であることを認識しましょう!
年金のシステムから、老後資金の作り方(iDeCoや投資信託等)まで書かれています。
個人的には自分の職業や、ランニングコスト、受け取り時の課税分を考えるとiDeCo加入はあまりお得でない可能性があるのでやってませんが、退職金がないもしくは少ない方などは検討の価値ありかなと思います。
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年金について知らないことだらけだったので、基礎を知るに十分かつ分かりやすい内容でした。
・年金は物価上昇に追従する(定額ではない)
・受給タイミング繰り上げ、繰り下げによる効果
・年金=老齢年金だけでない。障害年金、遺族年金など
・idecoなどの資産運用の基礎
上記を見てぱっとしない人は必読です。
Posted by ブクログ
国民年金について、巷間言われているような制度破綻や支給額の大幅な減額はないだろうということを説いた上で、長生きに備える保険としての意義を強調している。もっともな視点だと思うが、自分で相応の資産運用をする人にとっては、良い制度と言えるのか、自分にとっても熟慮を要する課題である。
Posted by ブクログ
年金の基本的な知識が身につく本。
年金は、物価変動に対応して受給額が変動する
ケガや障害、死亡時にも支払われる保険である
国民年金の半分は税金て賄われるので、未納者はかえって損をすることになる
年金は破綻しない
Posted by ブクログ
年金についての本です。
僕もこの本を読むまでは年金を誤解していた箇所がありました。
この本を読む事で解消されました。
年金は破綻せず、老後の収入の柱になるものと思われます。
・公的年金は本来 、長生きリスクに備える保険である
・構造的に年金は破綻しない設計になっている(マクロ経済スライド。物価上昇率>年金増加率)
・インフレ耐性がある(物価が上がればある程度年金額も上昇)
・物価連動の仕組みは、民間の保険では無理
・将来的に、年金受給者と保険料納付者の割合が一定となる時期が来る(団塊の世代の方々が亡くなる事でバランスが取れて来る)
年金が破綻すると思われる方は、自分自身で年金を用意すれば良いかと思います。
Posted by ブクログ
令和の今年、年金の事がこれほど話題になるとは。例の2000万円足らない問題等々、50代後半の自分にとっても大きな問題だ!で、この本はそんな年金について、解りやすく又、丁寧に例示も交えて説明してくれている。足らない部分の運用についても。
Posted by ブクログ
年金全般について、事例と著者見解も踏まえて詳細に記述されている良書
2018年現在の年金制度であれば、この一冊で良いのではないか、と思われる(2019年変更事項は不明)
①公的年金、財政の正しい情報
②公的年金の繰り上げ繰り下げ受給の具体的事例
③関連する様々な要素を各個別に詳細説明
→現役時代の延長による厚生年金のメリット、デメリット
→非正規雇用(パート等)の厚生年金のメリット、デメリット
→離婚年金分割制度
→遺族年金制度
→障害年金制度
→自営業者が活用できる年金制度の仕組み
→確定申告
④公的年金で不足する老後資金を確定拠出年金、NISAを活用した資産作りの提案
特に、②と③についてはボリューム多く、非常に参考になった
年金受給時期まで相応の時間がある世代は、制度自体の改変の可能性もあるため、適宜最新の情報を取り入れ、老後対策を講じていきたい
Posted by ブクログ
年金に対する考え方が変わりました。
年金=長生きのリスクに備えた保険
配偶者が扶養に入ることが必ずしも得とはいえない。
平均寿命を考えるとなるべく長く働いて繰り下げ受給した方がよい。
何回も読み返したいと思います。
Posted by ブクログ
年金の、本とのところについて、著者個人の見解と加えながらもかなり詳しく解説。
今まで読んだ本で、一番冷静に解説してありました。
年金については、国もそんなにバカではなくて
冷静に自体を勉強して把握することが大切だと感じました。
Posted by ブクログ
引退後の年金をどうしたものか考え始めたので読みました。
・確定拠出年金、、、今のやり方でOK
・貯金、、、奥さんが超ガチガチ思考なので国債にする
・年金、、、やはり出来るだけ繰り下げ受給
そこまでは引退後起業して働く今の思考でOK
自分の財産を考えるために
5年に1回ぐらいはこんな本を読むのもいいと思いました。
Posted by ブクログ
FPの勉強をする中でもっと年金の部分の知識を付けたく思いこの本を購入。
年金といえば払う/払わない方が特?という損得の話になりがちだけれど、著者は「年金は人生のリスクに備えるお得な総合保険」と言う。
根本的に年金に対する考え方が変わったし、お得な年金のもらい方も知れたのでよかった。
Posted by ブクログ
企業型DCやiDeCoに興味が出てきたので、読んでみました。年金は場合分けが多すぎて、結局自分が年金を受給するときどういったパターンに当てはまるのか確定していないため読んでいてもいまいち実感が伴わなかったです。
ただ、年金は保険であることや繰り下げ受給の仕組み、遺族年金などについて知ることができたので今の段階ではそれでよしとしました。
後半はDCやiDeCoの話が出てきましたが、自分が併用できるかどうか調べていたので制度について改めて確認できたという感じでした。
本書の内容とは直接関係はありませんが、今後企業側で併用を認めなくても企業型DCの限度額より企業側の掛け金が少ない場合はiDeCoと併用できるように検討する動きがあるとのことなので、動向を見守りたいと思います。
Posted by ブクログ
年金はシステムも計算も難しい。理解したいと思って読んでみたが、やはり計算方法とか複雑すぎる。その中でこの本はわりとわかりやすく解説されている。文中でGPIFの運用方法について、相場が下落したときだけ野党やマスコミが非難し騒ぎ、運用がうまくいっているときはなにも言わないので運用が正しくされていない印象を受ける。しかし実際はかなりうまく運用されているとのこと。さすがプロ中のプロが運用してるからね。
Posted by ブクログ
年金は保険である!
このことがよくわかるので年金の事を知りたい方にはオススメです。
しかし、平均寿命が延びて、働ける期間が増えたので年金受給が繰り下げられるのはわかるが世代間の不公平の是正は必要だし、不満のある世代には理解し難いことも多いと思う。
年金受給者やこれから受給者になる方も、年金とは子供世代や孫世代からの仕送りだという仕組みを理解し、自分だけ良ければいいという考えを改めてもらい年金改革に協力してもらいたい。
Posted by ブクログ
P246のコラムが興味深い
他の行動経済学本で、デフォルト選択のナッジについては知っていて、日本以外の国のDCでは元本確保型商品の預貯金ではなく、リスク型商品の投信がデフォルトになっているという事までは知っていたが、実は日本でも2016年頃にDCのデフォルトを投信にしようという動きがあったのは意外。
そしてもちろん損失時の責任を取りたくない人々によってこの方針は崩されるというオチな訳だが…。
まあ、日本でデフォルト選択の誘導が上手くいっているのは楽天市場の迷惑メールぐらいだから、仕方ないのかも。
Posted by ブクログ
序章「年金をいくらもらえるか」は自分の選択次第
・どうして「人生100年時代の最大の支え」なのか
・受給額は実質減、特に危ない人のタイプは?
・年金を増やすための「人生の選択」はいくつある?
第1章 年金は人生のリスクに備えるお得な総合保険
第1節 30分でわかる公的年金
・公的年金が支えてくれる「人生の4大リスク」とは
・自分の年金額はどう計算?
・なぜ今の30歳でも払った保険料の2・3倍もらえるのか
・公的年金だけで「ほぼ大丈夫な人」、「全然足りない人」の違いは?
第2節 誤解だらけの年金財政
・年金破たんを防ぐ「マクロ経済スライド」の効果と限界
・「甘すぎる」と言われた前回財政検証。その後の実際の財政状況は?
・年金の実質額は所得代替率の低下ほど減らないってほんと?
・最悪シナリオで積立金が底をつけば?
・GPIFはきちんと資産を増やしている。GPIF運用から個人が学ぶには?
・「国民の半分が未納」という大誤解
第2章 公的年金の受給額、どう増やす?
第1節 「手取り」で考える繰り下げ・繰り上げ受給のお得度の真実
第2節 70歳まで厚生年金加入で働くと年金は大幅増
第3節 パート主婦が「壁」を超えると90歳まででいくらお得?
第4節 別れる前に知りたい離婚年金分割
第5節 遺族年金は家族の形で大差、生涯4000万円とゼロ円の違い
第6節 障害年金のありがたみと「敗者復活」の仕組みとは
第7節 自営業者 20年で最大1000万円弱の節税の仕組みとは
第8節 年金生活、確定申告すれば手取りはいくら増える?
第3章 運用で堅実に増やす。個人型・企業型DC徹底活用
第1節 最近注目の「資産の置き場で増え方が変わる」の意味
第2節 税金を減らしながら老後資金を作れる「イデコ」のお得度は
第3節 企業型確定拠出年金、「有効活用していない人が大半」の不安
――厚労省に足りない資産運用への知見
第4節 NISAとイデコでコツコツ2000万円貯めるには
Posted by ブクログ
【時間が解決する】
長生きリスクは考えておく必要があります。
年金をもらうときのテクニックはいろいろありますが、これはもう少し後で考えます。
資産運用に関してもさすがに40代後半になると、時間を味方につけることがむずかしくなります。
20年間運用すればほぼマイナスはありませんが、定年後も運用しないと20年という長丁場に達しません。
20年で評価額は投資額の2倍を想定しますが、20年となると結構長いです。
あらためて考えると、私自身インディクス投資をはじめてたのが2010年ですから、まだ10年も経ってないのですね。ずいぶん時間が経っているようで経ってません。時間を味方につけるむずかしさがわかります。
最後には取り崩していくことになりますが、無リスク資産を取り崩していくのではなく、時間を味方につけるためには、投資をしながら(リスク資産を)取り崩していくかたちが一番いいのではないかと思っています。
20年経てばマイナスはないと考えれば無リスク資産を所持しておく意味はないです。「リスク資産+20年以上」はセットです。
人生100年を考えると70代からでも十分時間を味方にできます。