あらすじ
幼少期に亡き祖父が恐れていた化け物“ぼぎわん"と邂逅した田原秀樹。
社会人となり、家庭を持った彼のもとに姿なき訪問者が……。
腕を失う後輩、自宅で起こる怪異、見えない恐怖が迫ったとき、彼がすがりついたのは――。
話題騒然のノンストップ・ホラー、第1巻!
感情タグBEST3
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匿名
映画版とはまた違った終わり
映画版とは違い、全てが丸く収まったというか、比較的ハッピーエンドで終わって安心感がありました。恐ろしいは恐ろしいのですが、悪いところもあった人間の「良」の部分がファンタジックに活かされてる内容だと思います。
映画版だと「あー現実ってやっぱこんな感じでシビアだよな」みたいに、面白さは維持しつつも心がしんどくなる描写が多かったし、ぼぎわんの真相についてもわからないままでした(それはそれで怖くて最高なのですが)。漫画版はそんな映画版と比べて、個人的には癒し要素が多かったなと感じました。
完結まで読んでからの感想です。
主人公とは?
完結まで読んでから、改めて読み返すと、1巻で終わっていた方が良かったんじゃないかな?と思う作品でした。
勿論、1巻では謎が全く解けていないので、そこで終わられてもモヤモヤが残りますが。
ただ、最終話まで読みきってもモヤモヤが解消されるかというと、そうでもない訳で。
全体的な印象は、スティーブン・キングの『IT』を日本風にしたものと思えば良いかと。
あの展開を受け入れられる人であれば、楽しめる作品だと思います。