あらすじ
京香がぎっくり腰で入院することになり、東雲組に激震が走る。賢吾をはじめとする組員に双子の面倒が見られるわけもなく、佐知が引き受けることに。だが想像以上に大変な育児に、佐知はすっかりかかりっきりになり、ついに爆発してしまう。一人で抱え込みやすい佐知に「もっと俺を頼れ」と賢吾は佐知を抱きしめ、想いを受けとめる。賢吾も育児に参戦しうまくいき始めるが、今度は佐知を双子にとられてしまったと思った史が、思いもよらない行動に出て…? 史視点の掌編も収録!
【電子特別版】佐倉 温先生書き下ろしの後日談ショートストーリーを電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
心安らぐねぇ。
シリーズ買い。今回はふたごを預かり、がっつり乳児を育てるというミッション。医師だから組員よりはまだマシとはいえ、慣れない不眠不休のお世話はしんどい。追い詰められるさち先生。置いてけぼりになった史ちゃん。どうなる???
家族の迎えた愛の試練って感じでした。
Posted by ブクログ
佐知と賢吾、そして史がどんどん「家族」になっていくな。と感じた巻だった。我慢しがちな佐知と史が、言いたいことを言えるのは、この家族の中だけだと思うから。
双子を預かったことでいっぱいいっぱいになっている佐知のことを気遣う賢吾が格好良い。何があってもこの3人は大丈夫だろうな。と思えた。
甘+甘=溺愛6
シリーズ6巻目。角川はもうそろそろ巻数表記をしてもいい頃じゃないでしょうか。二人仲良くイチャコラしていたある日の朝、京香がぎっくり腰のため、双子の郁と幸の面倒を見ることになってしまった佐知。
男だらけの東雲組で孤軍奮闘する佐知でしたが、仕事に賢吾に史、おまけに双子の育児に完全キャパオーバー。最初は大歓迎だった史や、当初から心配していた賢吾ともギクシャク。
それでも賢吾は佐知一筋数十年の愛で、佐知を助けるため動きます。そして京香の言葉で賢吾と史の大切さに改めて気づく佐知。
史の成長に喜び、賢吾の包容力と独占欲に包まれ……今回も無事収束。ラストはラブイチャエロで次の巻に続きます。