【感想・ネタバレ】鳥が好きすぎて、すみません:驚異の能力、人生の楽しみ方、鳥たちとの暮らしから教わったたくさんのことのレビュー

あらすじ

鳥に関する本を数多く出すサイエンスライター細川博昭氏初の笑いあり涙ありの鳥エッセイ。

「今の自分があるのも、鳥たちのおかげといっても過言ではない」と言う著者が、世の中の鳥のイメージを客観的に見るところから始まり、子供の頃からの鳥とのつきあい、苦労話や楽しい日々の暮らしのこと、今までの本では書ききれなかった鳥のすごいところ、鳥に教えてもらった大切なことなどを、鳥への愛情あふれる文章でつづります。
鳥を飼っている方なら共感できる箇所多数!
鳥の知識も得られて満足度の高い1冊。
鳥と暮らしていない方は、一緒に鳥と暮らしたくなること必至です!
細川博昭氏の鳥ワールドへようこそ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「鳥という種を不当に劣った認識をしている」旨で書かれている通り、この本で知った事はかなり多い。進化の方向性が人間と違う為、同じ尺度で計れない。極小でも極めて効率の良い脳を持っている、呼吸能力・循環器能力共に生物界最高とか、凄すぎ!
タイトルが「鳥」になっているが、鳥という高等種に深く関わる事から、人の自身の偏見・コミュニケーションに関する提言・人生に於けるQOLまで幅広く考察されていて、しかも押し付けがましくなく、楽しく読めました!

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2022年12月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

・カラスやインコなど、高い知能を持つ鳥。
哺乳類とは違う進化をたどって、大脳皮質のシワが無くても、哺乳類に迫る知能があるという実験は大変興味深いです。

・現在、日本でメジロやウグイスなどの野鳥を飼う事が一切出来ない、法律で禁じられているというのは知らなかったので驚きでした。
鳥を守る目的で始めた事が、逆に鳥への関心を低下させているという筆者の意見は、心から鳥を愛する人ならではだと思いました。

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2019年08月22日

Posted by ブクログ

細川博昭 著「鳥が好きすぎて、すみません」、2018.10発行。①肉食恐竜が進化して鳥になった ②鳥の脳は哺乳類と同等かそれ以上(犬や猫より高い知能をもつ)③老鳥と老人のケアの基本は同じ ④鳥の性格は一羽一羽違う(広い幅がもてるだけの脳がある)⑤嫉妬、期待、不満、人間が持つほとんどの感情を鳥ももつ ⑥鳥は悩まない。無駄なことは考えない。大きな怪我をしても、傷が癒えた時、その体でできることをする。今、この瞬間を生きる。生きていく上で必要なこと以外は考えない。

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2020年08月20日

Posted by ブクログ

この人は本当に鳥が好きなんだなあ。自分は鳥を飼ったことはないが、飼っている人の気持ちがわかったような気がした。

印象に残ったのは、「遊び」のために脳を使うことができる鳥は、襲われる危険の少ない大型の種であるか、人間に飼われている鳥だ、という話。野鳥は生きるのに精一杯で、その他のことに頭を使う余裕はない、というわけである。

「脳の力」が限られているとしたら、それを生きるために使うのと、遊ぶために使うのと、どちらが「賢い」のだろうか。

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2021年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オカメインコ中心に、研究のお話と今まで一緒に暮らした小鳥のお話。鳥の個性と愛情の話を読むと、小鳥と暮らしたくなります。鳥は人間で言うところの青年期が長いというのが印象に残りました。

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2019年07月04日

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