【感想・ネタバレ】1秒でつかむ―――「見たことないおもしろさ」で最後まで飽きさせない32の技術のレビュー

あらすじ

「家、ついて行ってイイですか?」「吉木りさに怒られたい」「世界ナゼそこに?日本人」etc.なぜ、ありえない低予算番組がバズるのか? テレ東ディレクターが、お客を1秒でつかんで最後まで離さない伝え方の全技術を初公開!文章・ゲーム・動画・商品企画・PR・プレゼン・youtuber…全クリエーター必読!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

テレビの制作マンがどのように番組を作っているのかが事細かに描かれており、テレビで流れるコンテンツには細部にまでこだわりが詰め込まれているのだと学べた。著者の制作番組である「家、着いて行っていいですか?」などの具体例を挙げながら、ストーリーの紡ぎ方や魅力の切り取り方、またそれをマスメディアという特性を加味して多くの人に分かりやすく伝えるための仕掛けなど、制作者の創意工夫を知ることができた。
また、【笑いを作る13の方法】という章では、具体的な構造例を挙げながら様々なパターンを解説しており、「テレビでよく見るやつだ」という気持ちになった。人々を楽しませるために、きちんとストーリーを組み立てて、意図的に笑いを仕掛けに行っているのだと分かった。
非常にボリューミーな内容で、「1秒でつかむ」ための著者のテレビ制作マンとしてのこだわりや努力がとても伝わった。

一方で、著者の経験を読者に伝えるために、「PRなら〜、営業なら〜」という置き換え説明を行っているのだが、それがどうもピンとこない。例えば、見えない魅力を掘り出す方法について、「営業する製品の誰も知らない魅力を発見して伝えていく作業と本質的に同じ」とあるが、営業は製品の知らない魅力を発見することより、その製品がユーザーにとってどのような価値をもたらすかを理解し、伝えることが本質である。このように、置き換えがやや腹落ちしないところがあり、ところどころ引っかかる。
制作のプロとして、自身の仕事の流儀をとことん突き詰めて書いていただければ面白いのだが、解像度が低い(と感じる)他の職種にいちいち置き換えることによって、そっちの道の人にとっては「そういうことじゃないんだよな」と、ところどころ感じてしまうのが勿体無いように思えた。

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2025年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この本は、人の興味を1秒でつかみ、離さないための思考と技術を解説した一冊です。

テレビ業界では、人は7秒以内に興味を失うと言われており、
最初の1秒で惹きつけ、残りの6秒で「もっと見たい」と思わせる設計が重要だと語られています。

特に印象的だったのは、
全部を一人で作り込むことで「圧倒的なリアル」が生まれるという考え方。
「家、ついて行ってイイですか?」のように、偶然から生まれる人の内面や物語は、作り物では出せない強さがあります。

また、バズるコンテンツの共通点として、
人が「うざい」「嫌い」「ダサい」と感じるネガティブな要素の中から、
あえて魅力を引き出す発想が紹介されていました。
吉木りさのブチギレ企画のように、
本来のイメージとのギャップや新鮮さが強い引力になるという視点は面白かったです。

本書では、興味を持たせ続ける技術として
冒頭で惹きつける、飽きさせずにつなぐ、ラストで満足させる、次も見たくなる深さを作る
という4つの軸が整理されています。

中でも重要なのは、
「見たことない新しさ」と「どこか安心する既視感」を同時に与えること。
新規性だけでなく、色使い・編集テンポ・音楽などで安心感を混ぜることで、最後まで見てもらえると学びました。

SNSや動画、商品づくりなど、
「どうすれば注目されるか」に悩んでいる人にとって、
すぐ実践できるヒントが多い一冊です。

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2025年12月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『日経テレ東大学』で見かけることの多かった、TVプレデューサーで演出家の高橋弘樹さんの企画術に関する本を読んだ。

フォーマットを問わず、広くコンテンツ一般に適用できるコアとなるアイデアが羅列されており、かつとても属人的かつ高橋さんのサブカル的な遍歴が前面に打ち出されているので、読み物としても楽しめる(ライターを使わず、著者本人が文章を書く最大のメリットはここにある)。

けれど、企画術に関する本ということで、もっともリアリティと具体性があって学びになるのはどうしても高橋さんが企画・演出をしている『家、ついて行ってイイですか?』の誕生秘話、ヒットした理由の分析、制作する上でのノウハウ部分だと思う。

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2022年07月29日

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