【感想・ネタバレ】「さみしさ」の研究(小学館新書)のレビュー

あらすじ

老い、孤独、そして独立――すべてを語る。

天才・たけしが「老い」と「孤独」をテーマに男の生き方について語る。世間に迎合せず生きるための「さみしさ」との付き合い方とは。自らの独立騒動や、大杉漣氏、松方弘樹氏、漫画家・さくらももこさんなど友の死についても深く語る。
「ニッポン社会も、老化が止まらない」の章では、小学館新書の前作『テレビじゃ言えない』同様のタブーなき社会事象も展開。高齢化社会の欺瞞と矛盾をえぐり出す。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

794円

北野武の老人を崇拝したり、年老いる事はちゃんとみすぼらしい事って断言する感じ好きだな。変に綺麗事言うのは嘘だからな。

昔は男ばかりが不倫してたんだから、男女平等論者は、女が不倫するのは男女平等社会の象徴なんだから批判するなよ。しかも不倫のトラブルとか迷惑は不倫された人とかした人なのに、日本って何も関係無い外野のババアがギャーギャー批判してるの意味が分からない。

著者:ビートたけし 本名・北野武。1947年東京都足立区生まれ。浅草フランス座で芸人としてデビュー後、1972年に漫才コンビ「ツービート」を結成、人間の「建前と本音」「理想と現実」との落差を舌鋒鋭く突きまくる芸風で漫才ブームの牽引役となる。テレビに進出後、『オレたちひょうきん族』『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などの人気番組を次々と手掛ける。映画監督としても『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA‐BI』などの話題作を多数世に送り出す。2016年にレジオン・ドヌール勲章、2018年には旭日小綬章を受章。近年は小説執筆にも力を入れている。著書に『弔辞』(講談社)、『不良』(集英社)、『浅草迄』(河出書房新社)など。

「本を読んで「孤独を受け入れろ」と諭されたぐらいで、人間は他者とのつながりを捨て去ることなんてできやしない。  そもそも、そういう「孤独礼賛本」を手に取る時点で、「自分はもしかして孤独なんじゃないか」と気にしているということだ。世間からどう思われているのか、他人からの視線を意識している。「価値のない老人」「哀れな老人」と思われたくない見栄があるから、孤独を肯定してくれる本が心地いい。「しかたなくではなく、進んで孤独を選んでいる」と、他人に向けてアピールしたいという気持ちが実は裏側にあるんじゃないかって思うんだよな。  つまり何が言いたいかというと、人間はどんなに頑張ったって「他人から認められたい」という承認欲求を完全には捨て去れないということだ。  オイラみたいに、ずっと「客前」で仕事をしてきた人間にはよくわかる。この歳になったって、「客からウケる」っていうのはこれ以上ない快感だからね。カネや名誉なんて後からついてきたもので、まずは「ウケたい」「評価されたい」って感情があったわけだ。だからこそ、オイラは今でもときどき「ほぼ単独ライブ」なんてものを開いて生の観客の前でバカをやっているし、立川梅春なんて名前を立川談春さんからもらって高座にも上がっている。ウケるってのは麻薬みたいなもんだ。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「 でも真実は逆だよ。人生は、年齢を重ねるほどつまらなく不自由になっていく。夢のように輝かしい老後なんてない──。それこそが真理だ。老いるっていうことは、想像してる以上に残酷だ。まず、それを受け入れることから始めないとさ。  なんでも大抵のことは老いとともにガタがくるもんだ。それなのに、「カッコいい歳の取り方」みたいなものにこだわると、胡散臭いことになる。結局、カッコいいか悪いかなんてのは他人の判断なんで、そんなもの気にしちゃいつまで経っても報われないんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「よく「定年になったら、新しい趣味を始めて第二の人生を始めたい」なんて言ってるヤツがいる。だけどそういうヤツに限って、いつの間にかその趣味に飽きちまったり、「老後が毎日つまんない」なんて言い始める。オイラに言わせりゃ、それこそ「自己客観視」ができてない証拠だ。音楽にしろ、芸術にしろ、 60歳になるまでやろうともしなかったものにいきなり手を出して、最初から上手くいくわけがない。物覚えが早い 10代、 20代のときに始めるのと比べても、相当ハードルは高いはずだ。それをわかって手を出すんならいいけど、そこまでの覚悟がないのにやろうとするから、大体結果は無惨なことになる。だから自分に過度な期待をしちゃいけない。  別にオイラは、趣味で老後を過ごすことを否定しているわけじゃない。だけどそのためには、若い頃から何かに夢中になって、リタイアする頃には「名人」と呼ばれるくらいになってなきゃダメだと思う。  ゴルフやら、釣りやら、囲碁や将棋が三度の飯より好きだというジジイはいっぱいいるけど、そういう人間は大概、仕事が忙しい若い頃から何とか時間を捻出して、そういう趣味の場に通っているわけでね。時間やカネ、努力も費やして長年やってきたものが、ようやく本当の趣味になるんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「よく、どこかの学校の校長や教頭なんかが、未成年の少女と淫行していたとか、裸の写真を何千枚も集めていたとかでニュースになることがある。こういうヤツは、きっと青春時代に悶々と我慢して、ロクな女遊びをしていなかったんだと思う。若い頃にオネエチャンと無茶しまくってたオイラみたいなのが、ジジイになって枯れて余裕が出てくるのとは対照的で、女に免疫がないまま社会的地位とカネを持って「デビュー」しちゃうとロクなことがない。さっき話した「紀州のドン・ファン」みたいに年季が入ってれば話は別だけど、余裕のないジジイの色欲ってのは、見苦しいだけなんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「オイラの場合、年取ってから付き合うオネエチャンは、男の友達と変わらなくなってくる。「話してて楽しい」ってのが最高だね。男も女も、年取ってからモテたいと思うなら、痩せようとかアンチエイジングなんてものに必死になるより、本を読んだり映画を観たり、芸術に触れるなり、「話せる人」になるほうがよっぽど有意義だ。  年取ってからは、「体の相性」なんて大した意味をなさない。「一緒に酒飲んで楽しい」が一番だよ。その点、最高の熟年カップルは、こないだ6つ年上の元大学教授と結婚した阿川佐和子さんだな。オイラ、阿川さんが結婚を発表する前に、阿川さんと旦那さんとメシを食ったんだよ。気さくないい人で「お似合いだな」って思ったね。 2人とも博学なんで、会話がドンドン盛り上がってさ。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「これから老人中心の時代になるのは間違いない。だから独身高齢者が増えるのも必然だ。そしたら「熟年離婚」だけじゃなくて、「熟年初婚」「熟年再婚」も盛り上がってくるよ。そういう時代が進めば進むほど「内面を鍛える」ってのが大事になってくるんじゃないか。  自分がいかに知識がないか、知らないことがたくさんあるかを知ること。それしか自分を客観視できる力を鍛える方法はないんだからさ。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「もちろんオイラ自身も模範的なジジイになろうなんざ、これっぽっちも考えちゃいない。これからもテレビやライブでバカをやって、ヒンシュクを買ってやろうと思っている。  しかし調子が狂ってしまうのは、ヒンシュクを重ねてきたはずなのに、この歳になってなぜか褒められることが増えてきたことだ。フランス政府からは「レジオン・ドヌール」なんてたいそうな勲章ももらったし、最近は旭日小綬章も頂いた。  オイラはそもそも「勲章」や「表彰」なんてものに特に興味はない。だから昔はもらうのを断ることも多かった。だけど、最近は頂けるというのならありがたく頂くようにしている。それを見て「ジジイになって名誉欲が出てきたのか」「たけしも終活を始めたか」なんて悪し様に言うヤツもいる。でも、オイラはそんな風に権威におもねるつもりは毛頭ない。そういう名誉を頂くことが、本業の「笑い」に生きてくるんじゃないかと思ってるんだよな。「文化勲章をもらって立ち小便で捕まりたい」「人間国宝になった日に食い逃げでニュースになったら面白い」  オイラは会見のたびに、そう言ってきた。自分の地位や権威が上がってきたら、それを自分で一気に落とすようなことをする。そのギャップが最高の笑いのネタになるんじゃないかって思うんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「 歳を取ると、その「さみしさ」を埋めるためかわからないけど、宗教や自己啓発セミナーみたいなのにハマり始めるヤツがいる。だけど、いくら手を合わせてもお布施をしても、それは自己満足に過ぎないと考えておいたほうがいい。  宗教が世界を救うなんてウソっぱちだと常々オイラは言ってきた。人類の歴史を見れば、宗教をめぐる戦争やイザコザで死んだヤツだらけだ。宗教で救われた人もいるだろうが、それより宗教に殺された人間のほうがよっぽど多い。パレスチナの紛争を見たって、「この世に宗教がなかったほうが平和だったんじゃないか」と思ってしまう有様だ。  宗教家が胡散臭いのは、拡大路線を掲げているヤツが多いからかもしれない。「もっと信者を増やせ ~」なんて号令をかけている宗教のトップってのは、もう宗教家というよりビジネスマンだ。  そんなことは、オイラがわざわざ言わなくたってみんなわかっているのだろう。だけど、それでも宗教にすがってしまうのは、みんな「何が人生の目的かわからないから」かもしれない。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「たとえば、サッカーには色々なルールがある。手を使っちゃいけないとか、ヘディングは OKだとか。そういうルールがあるからスポーツとして成立してるんだけど、一方で「なぜそのルールじゃなきゃいけないのか」と聞かれたら、答えられるヤツはいないだろう。でもそういう規則が存在するから楽しいってのがあると思うんだよ。  何も縛りがないフリーな状態ってのは、ある意味ではすごく辛いことでさ。人生についても、神様とか仏様みたいなルールを作ってしまったほうが楽なのかもしれない。だからそもそもは宗教ってのが「楽に生きるコツ」として意味を持ったんじゃないかって思うんだよな。でも別にそういう「ルール」ってのは、宗教団体に所属しなきゃ作れないものじゃないからね。自分のさりげない日常の中で、それぞれが心の中に持っていればいいだけのことだと思う。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著


「かくいうオイラも、時々は仏壇に手を合わせている。仏壇の中にはお袋や、父親、祖母、他にもいろんな大切な人が入っている。だけどこれは、宗教というよりは習慣に近いものだ。たとえばオイラが浅草にいた頃、芸人たちは浅草寺の前を通り過ぎる時には必ずちょっと立ち止まって、本堂に向かって手を合わせていた。けど、オイラもその芸人たちも、今の人に比べてとりわけ信心深いというわけでもない。  別に神様の存在とか、来世とかあの世を信じているわけではないけれど、そういう答えの出ない問題に答えを出さないことがニッポン人の知恵なのかもしれない。お盆にはあの世のご先祖様をお迎えして、親しい人の命日には墓参りをし、正月には初詣をする。キリスト教やイスラム教みたいな「信じるか、信じないか」の二者択一とはまるで違うところで、ニッポン人は生きてきたんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著


「カルトな新興宗教が受験エリートを勧誘するのは、そういうヤツラが一番チョロいからでね。優等生が実社会で使える〝頭が回るヤツ〟かというと、必ずしもそうじゃない。ただ受験勉強のテクニックに秀でてるだけで、社会を生き抜く知恵を持っているとは限らないわけでさ。ガキの頃から近所の不良とやり合ったり、キツいアルバイトや肉体労働をしたり、そういう厳しい世間と接してこないままいい歳になっちまうこともある。  世の中は「〇か ×か」じゃ決まらないことだらけなのに、そういう純粋培養のヤツラは「こっちが正しくてこっちが悪い」っていう二元論にすぐ寄りかかっちまう。マークシートの解答みたいで、そっちのほうが居心地がいいんだろう。オウムみたいなのは、そういうヤツラを目ざとく見つけ出して引っかけたんだよ。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「さくらさんと話した中で、よく覚えているのが確かお祖父さんの亡くなった時のことだよ。お祖父さんは亡くなる時に口をポカーンと開けたまま死んじゃって、それを隠すためにほっかむりみたいなのを頭に巻いて納棺したんだって。本当は白いさらしの布がよかったんだけど、見つからないからしかたなく〝祭〟と赤い字で書かれた手ぬぐいで代用したんだよな。  それをさくらさんは「ドジョウすくいの人みたいだった」なんて言ってさ。「今にもクネクネ踊り出すかと思って、あたしゃ笑いを堪えるのが大変だったんだから」ってね。  芸人ならまだしも、女の人が自分の身内をそういう風に引いた目線で見たり、話したりすることはなかなかできないよね。結局、そういうシニカルさというか、ブラックユーモアみたいなセンスがオイラと似ているのかもしれない。  それでいて、茶化す相手への愛情みたいなものがあるんだよ。だから歳は離れていたけど、ウマがあったんだろうね。    まる子と同じ喋り方『ちびまる子ちゃん』もまさにそうだよな。一見して子供向けのように感じるけど、実はシニカルな視点がある。まる子ってのは単に素直な子供じゃなくて、物事を裏やナナメから見て、ずる賢く立ち回ろうとするところがあるから面白いんだよね。だから子供だけじゃなく、大人も楽しめる作品になる。  最近になって、シニカルな笑いができる女芸人がちょいちょい出てきたのも、さくらももこの影響じゃないか?  そういうセンスを子供たちに広めたのは、すごく価値のあることだと思うよね。 PTA推奨じゃない笑いを、誰も嫌がらない形で広めたのはすごいよ。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「今の若いヤツラは、「大学に行く意味」をもう 1回考えたほうがいいね。〝みんな行ってるから〟ってだけの理由で 4年間通っても、大学はガキを一人前にしてくれやしない。  オイラは目的もなくバカ大学に通ってるヤツより、中卒の 16歳でもきちんと働いて税金を納めてるヤツのほうがよっぽど偉いと思うね。大学に入らなくたって「一流」と呼ばれる仕事人はたくさんいる。若いヤツラは「就職できない」ってボヤくけど、そういう職人たちの募集にはなかなか人が集まらないっていうぜ。今の大学は、そういう厳しい現実から目を背けて、ちょっとボーッとしていようっていう休憩所みたいな存在になっちまってるんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「オイラなんてこの歳になっても、「いつか飽きられちまうんじゃないか」っていつも次のことを考えてるぜ。来年は NHKの大河ドラマに出て落語もやるし、映画や小説だってまだまだやろうと思ってるわけでさ。  芸人で、まだ売れてるのに自分から引退宣言するヤツなんてほとんどいない。大体は仕事がなくなって辞めざるを得なくなった言い訳だよ。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著


「まァ、最近の芸能スキャンダルで一番驚いたのは、爆笑問題の太田光が「日大に裏口入学」って週刊誌に書かれちまった件だよな。その記事じゃ「オヤジがそのためにブローカーに 800万円支払った」とまで書いてあるんだけど、最後まで読んでもホントかどうかよくわかんないんだよな。  だけど笑っちゃうのは、「太田は高校生になっても割り算もできないバカだった」みたいに書いてあったことだよ。こんなに面白いネタはないんで、テレビ局でアイツの楽屋を通りかかったときに「 4 ÷ 2、わかるか?」って問題を出してみたんだけどさ。そしたら「 3、う ~ん、やっぱり 2かな?」なんてボケて返してきた(笑)。  だけど裏口入学については、「そんな話は聞いたこともないし、オヤジも死んじまってる。いい迷惑してますよ」って言ってた。太田の事務所も、この記事を書いた出版社を告訴するってぐらいだから、許せなかったのは間違いないんだろうけどね。まァ、オイラからすりゃどうでもよくて、アイツの頭が切れるかどうかは芸を見りゃわかるだろ。  芸人の評価は、客にウケるかどうかがすべてだよ。たとえスキャンダルが出ようが、それを笑いに変えられりゃ、ソイツの勝ちってこと。まァ、週刊誌もよっぽどネタがないんだろう。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「だけどテレビで情報番組をやってて肌で感じるのは、「女の不倫」ってのは、男のそれに比べて反発がダンゼン大きいってことだよな。ベッキーや矢口真里もそうだったし、斉藤由貴とか山尾志桜里もそうだよな。オイラがオネエチャンと遊んだり、ソープに行ったって何の話題にもなりゃしねェけど、旦那のいる女がヨソで男を作ってたとなると、世間は大騒ぎでね。特に同性である女から「許せない」ってギャンギャン批判されちまうんだよな。ベッキーが復帰しようってときにクレームを入れたのは、ほとんどが主婦だったっていうしさ。テレビのスポンサーにとっちゃ、商品の購買層は主婦やオネエチャンってことが多いんで、「女の反発」に過敏に反応してしまう。だから不倫の当事者は、男に比べてオネエチャンのほうが損をしてしまうというね。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「なんで女は「妻の不倫」を許さないのかね?  昔の映画スターやらオイラじゃないけど、かつては夫ばかりが不倫をしてた世の中だったのに、いつの間にか妻が主役の不倫が増えてきてるっていうんだったら、それは「男女平等」で、女にとっちゃ素晴らしい社会が実現されたってことじゃないかと思うけどさ。  結局のところ、女はギャーギャー言ったって、ホントのところで「男女平等」なんて求めちゃいないってオチなんだよな。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

「『ヒンシュクの達人』じゃ、建前ばかりのニッポン社会の本質を分析したし、『テレビじゃ言えない』ではメディアの自主規制のエスカレートをきっかけにタブーに踏み込んだ。  一転、今回の新書は『「さみしさ」の研究』という、これまでとまるで雰囲気の違うものになっている。  オイラたち団塊の世代が 70代になって、世間でも「老い」や「孤独」の問題がテーマとなり、普段から週刊誌で続けているコラムでも、必然としてそれらを取り上げることになった。また、この 2 ~ 3年はオイラにとって大事な人たちが次々と亡くなった。その人たちへの惜別を載せていくと、自然と本のトーンも寂寥感に満ちたものになってしまった。  それに、 2018年にはオイラの周辺でもいろんな出来事があり、周りの環境も変わった。いつも通りの毒舌の前に、そのことについても一度きちんとした形で触れておかなければならなかった。」

—『「さみしさ」の研究(小学館新書)』ビートたけし著

0
2026年09月12日

Posted by ブクログ

ビートたけしさんの、意外なエッセイ。さみしさ、なんて見た感じからは想像もつかなかったけど、、、やっぱり多方面で活躍する方は、自分を俯瞰する目線を持ってる。自分を、そして、世の中を。だから活躍できるし、芸事も出来るんだな。博学。かなり本も読んでると聞いたことがある。独特の語尾は少し気になるんだけど、あくまでも芸人に徹するというご本人の拘りなのかもしれない。

0
2020年02月02日

Posted by ブクログ

自分のお気に入り芸能人のひとりです。たけしさんの本はいままでたくさん読んでいます。でも、なんかたけしさんだんだん違う方に?いっているような感じを持つのは自分だけかな~

0
2019年09月23日

Posted by ブクログ

「さみしさ」の研究。ビートたけし先生の著書。ビートたけし先生の大胆不敵で豪快、歯に衣着せぬご意見は読んでいて爽快で納得感があります。もちろんご意見の全てに賛成するわけではないけれど、そういう考え方もあるかもと素直に感じることが多い一冊。ビートたけし先生が死刑反対論者であることは本書で初めて知りましたが、死刑反対論者である理由がとてもユニークなところもビートたけし先生らしいところなのかも。

0
2018年12月11日

Posted by ブクログ

サクッと読める気軽なコラムです。
いつもながらのたけしさん口調溢れる本ですが、
現代日本を的確に指摘しています。
老いや、閉塞感にモヤモヤを感じている人に是非読んで欲しい一冊です。
たけしにしか、こんな生き方は出来ないと批判するよりも、1つくらい自分も試してみようと乗っかってみると、面白い生き方が出来るのではないでしょうか。

0
2018年12月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

島崎和歌子さんが出てませんが、ビトタケって本当に自分のことを「オイラ」って呼ぶんだなって感激しました。

0
2024年06月05日

Posted by ブクログ

たけしの今までと、これからと交友関係と。 
「もういい大人なんだから。」っていう考えを少し改めて行こうと思う。いくつになっても自分らしく、周りじゃなく自分の為に生きて行きたいって思った。

0
2021年04月16日

Posted by ブクログ

ビートたけしの週刊ポストの連載を書籍化したもの。

世相を切るのはもちろん、自身の独立騒動や死について語っていたので面白かった。

0
2019年06月28日

Posted by ブクログ

たけしさんの本は久々に読んだけど共感するところもあればそうで無いのもあるし、いずれにしても違う世界にいるんだなと実感。
交流のあった昭和の大スターとの逸話は面白かった。

0
2023年07月14日

Posted by ブクログ

毒の放出感が凄い。でもハマる。正直、お笑いは好きではないけど、たけしさんの書く本は読後感が爽快だし、好き。
老い、がテーマ。自身の老い、周りの人達の老い。そして日本という国の老い。
真っ向から斬り込む姿勢が素敵だと思う。

0
2022年05月13日

Posted by ブクログ

20210319 自分の考えを持っている人の意見は参考になる。今の世の中、何が正しいかなんて誰も分からなくなっているのだから参考になる識者をどれだけ確保するかも大事では無いだろうか。

0
2021年03月19日

Posted by ブクログ

たけしさんは、私にとっては「こういう大人になりたい人」の一人だ。
決して参考に出来る生き方をしている訳じゃない。
若い時には悪いことも散々やっただろう。
確かに映画監督としての名誉とかはあるだろうが、そこに憧れている訳じゃない。
ただやはり「頭で考えていること」が非常に参考になる。
下町の貧乏な家庭出身だから共感できるのか?という点も否定はしない。
たびたび他の著書でも出てくるとおり、母親の影響が非常に大きいのだろう。
マザコンというよりは、「おばあちゃんの知恵」的な感じ。
それこそ昔っから語り継がれてきた「人として生きることで大事なこと」を、そのまま言っていたのだろう。
「上手く行っていたって、驕るんじゃない。たまたまなのだから」
「人に嫌われたからって媚びるんじゃない。あんたを好きな人もいるんだから」
「大体大した才能も無いのに偉そうなこと言うんじゃない」
今は表現する言葉が変わって「モラル」とか言われる。
「モラル」になってから、訳が分からなくなった。
ちゃんとした大人に、きちんとした言葉で叱られた方が心には刺さるだろう。
そういう当たり前のことが今の日本では疎かで、そこを著者も危惧している。
そういうちゃんとしていない大人がやがて老人になり、益々醜い老人が増えている。
「大体老人なんてドンドン老いて醜くなっていくのだから、そんなもんだと思って受け止めろ」
「オレは人前で芸をするのがやっぱり好きだから、醜い老人になっても全部さらけ出してギャグにする」
流行語にもなった「忖度」だが、言いにくいことをズバリ言うことこそ、今必要なのではないだろうか?
(2019/2/5)

0
2020年06月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第1章は星4つだけど、第2章以降は星3つ。なので、全体的には星3つ。まあ、週刊ポストの連載をまとめたものだから仕方ないけど、特に第3章以降は、あんまり「さみしさの研究」になってないよね。
タイトルどおりの内容は第1章で、殿の老いに対する考え方や死生観には共感できるものところが多かった。特にp27
「『老い』と戦っても勝ち目はない。それを判断できる力が、『自分を見極める力』だ。『自己客観視する能力』とか『状況判断能力』とも言い換えられるかもしれない。」
は、心に留めておこうと思う。

0
2020年01月12日

Posted by ブクログ

いだてん〜東京オリンピック噺 所謂「寄る年波」ってのは間違いなくある 非難囂々の毒ガスネタをツービートでやってた若い頃は そういう「老後があるだけ儲けもん」って感覚が、何かを変えていく気がするんだよな。 晩年にウンコ漏らしながらでも高座に上がった古今亭志ん生しょうさんだ。囁き 孤独礼賛らいさん本 孤独を肯定してくれる本が心地良い 『龍三と七人の子分たち』 藤竜也 紀州のドン・ファン 体内から大量の覚醒剤 女に免疫がないまま社会的地位とカネを持って「デビュー」しちゃうとロクなことがない 余裕のないジジイの色欲ってのは、見苦しいだけなんだよな。 「話せる人」になる方がよっぽど有意義だ。 阿川佐和子 2人共博学なんで、会話がドンドン盛り上がってさ。 自分が如何に知識がないか、知らない事が沢山あるかを知ること。それしか自分を客観視できる力を鍛える方法はないんだからさ。 78歳のスーパーボランティア・尾畠春夫 「老人に夢を」という陰謀 世の中の流れに迎合せずに飄々と生きるのは難しい 樹木希林 橋田寿賀子 自然と肝が据わる 戒名 三田圭子の次男 清水良太郎 清水アキラ 清水健太郎 吉澤ひとみ パレスチナの紛争 やおよろず八百万の神 答えを出さない曖昧さ 世の中は「⚪︎か×」じゃ決まらない事だらけなのに、そういう純粋培養のヤツラは「こっちが正しくてこっちが悪い」っていう二元論に直ぐ寄りかかっちまう。マークシートの解答みたいで、そっちのほうが居心地が良いんだろう。 宅間守 サバイバル刑 川崎の堀之内 京都・うずまさ太秦の撮影所 パイプカットするほど女道楽も散々やってさ 破天荒で豪放磊落 大杉漣 急性心不全 「生きる喜び」の裏には常に「死の冷酷さ」がある 明治大学の同級生・星野仙一 衣笠祥雄さちお さくらももこ「PTA推奨じゃないシニカルな笑い」 TARAKO 寺内貫太郎一家 くぜてるひこ久世光彦 内田裕也シェキナベイベー 西城秀樹 予定調和メディア 成宮寛貴 小出恵介 ビックバン・ベイダー すべて「定型フォーマット」に落とし込まれていく 杉田水脈みお LGBTは生産性がない マイノリティを批判して悦に入る 心許ない じゅばん襦袢姿 はれのひ 本庶佑ほをじょたすく 日野皓正てるまさ 剥き身で書くのは 神事しんじ きょくじつしょうじゅしょう旭日小綬章

0
2019年12月22日

Posted by ブクログ

たけし節の効いた内容ではあるが、たけしが普段から口にしていることが大半なので、それほど真新しさは感じられなかった。しかし、たけし氏はきちんと自分の立ち位置を分かったうえで毒舌を吐いたり行動したりしているところが他の人との違いであり、だからこそ言葉にも重みを感じるのだと思う。
それとは別にたけしのように歳をとっても常にやりたいことがあり続ける生き方を見習いたいと思う。自分も含めて彼と同じ年齢にったときに、みんなが彼のように常にやりたいことを持ち続けていれば日本も元気でいられると感じた。

0
2019年11月17日

Posted by ブクログ

意外と面白かった。色々な思い出話(裏話)を語っているのでそれが面白いのですが、そのネタを懐かしむ自分も歳を取ったものだと実感させられたり・・・。

ビートたけしのインタビューを書き起こしているだけなので、ビートたけし「著」というものではないですし、内容も薄っぺらいので、値段分の価値はないと思います。
興味があって、手に取る機会があれば、というお薦めしかできません。

ただ、その分、ご本人の気持ちや思いがストレートに書かれているので、それが「意外と面白かった」という感想になりました。

0
2019年10月26日

Posted by ブクログ

週刊誌に連載されていたものを抜粋した本ですね。

ビートたけしさんの独特な考え方が垣間見られる内容となってます。

物事の見方は人によって違いますが、それを知る事によって、新たな気づきを与えてくれます。


この本の中で特に共感を覚えた事が2点ありました。
本文を抜粋して紹介します。





◾︎定年になったら新しい趣味を始めて第2の人生を始めたい、なんて言ってる奴がいる。
そういう奴に限って、いつのまにかその趣味に飽きちまったり、老後が毎日つまらないなんていい始める。
オイラに言わせりゃ、それこそ自己客観視ができていない証拠だ。
音楽にしろ、芸術にしろ、60になるまでやろうともしなかったものにいきなり手を出して、上手く行くわけがない。
物覚えが早い10代、20代の時に比べても、相当ハードルが高いはずだ。
それを分かって手を出すならいいけど、そこまでの覚悟がないのにやろうとするから、大抵は無残なことになる。
ゴルフやら、釣りやら、囲碁や将棋が三度の飯より好きだというジジイはいっぱいいるけど、そういう人間は大抵、仕事が忙しい若い頃からなんとか時間を捻出して、そういう趣味の場所に通っているわけで、時間やカネ、努力も費やして長年やってきたものが、ようやく本当の趣味になるんだよな。





その通りだと思う。
暇になったから、何か趣味を探すとかいう行為に、自分は以前から違和感を感じていたんですよね。
それって、趣味っていうより、義務的な感じがするし、そうなると、もはや業務か?
だったら続くはずない…






もう一つは

◾︎テレビやらが報じて注目してくれると思うから、わざと極端なことをする。
韓国の慰安婦像とか北朝鮮のミサイル問題もこれと一緒だ。
日本の政府やメディアがムキになって騒ぐから、やってる方は効果があると、よりエスカレートする。
そもそも日本のメディアが国内のニュースで報じる必要すらない。
慰安婦像を建てた人たちの目的は、それによって世間が注目して騒ぎ立ててくれることなんだからさ。
だから、日本がシーンとしていると、いくらやっても意味がないということになる。
無視が一番の特効薬なんだっての。





ほんとだよね。
頼むからいちいち取り上げないで欲しい。
いくらやっても誰も知らないのが1番効果あるんだからね。
でも、ミサイル飛んで来たの知らないはマズイよな。
コレの対処法は難しい感じですね…

0
2019年03月04日

Posted by ブクログ

「事務所独立」から「古今亭志ん生さん」「大杉漣さん」両雄の死、プロレスファンにはたまらない、TPG、たけしプロレス軍団デビューのビックバンベイダー誕生秘話まで! 「老い」から「死」までたけし節全開です!

0
2019年02月21日

Posted by ブクログ

最近の「たけし本」のなかで一番面白い。素直に読める。言いたいだけだろ、ってゆうギャグもいっぱいあったが、それ以上に年寄りとなった自分が年寄りをどう捉えて、どのように考えるべきか、の「たけし論」が滲みでていて、とても参考になる。知らず知らずに影響を受けちゃうこと間違いなし。

0
2018年12月14日

「雑学・エンタメ」ランキング