あらすじ
男の子は「途中で間違いを指摘しない」「長期計画より「ノルマ」を決める」「リビングで勉強させる」…。ロジカルで科学的な学習法が父親たちから圧倒的な支持を集める話題の「成績が伸びる学習塾」が、子どもの計画・理解・反復・習慣のプロセスを体系化した「男の子の特性」に基づく学習法を1冊に完全網羅
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Posted by ブクログ
中受塾の方なので中受向けのことが多いけど。男女別でのトリセツってのは納得感ある。今の時代、あまり性別で区分けするものではないけど(書かれているけど)、でも確実に中身の性差ってあるし。そう仕向けていけばいいのか、ということがけっこうあって参考になった。
・やる気スイッチはない→習慣化が大事
・叱る8割、ほめる2割(女子と比率逆)
Posted by ブクログ
プロサッカー選手の育成、マネジメントをしながら、学習塾VAMOSを運営されている富永雄輔さんの教育アドバイス書。
こちらは男の子編ということで、うちのひとりっ子男子のために読んでみた。(というか、ほんとにどうしたら良いかわからず嘆く毎日だったので藁にもすがるような思いで読んでみた。)
同様に女の子編もあり、こどもの性差によって脳の発達が違い、アプローチも変えたほうが良いとのことで分けられている。ジェンダーフリーの世の中だけど、生物学的な特徴であるので、欧米ではそれぞれの能力をより伸ばすために男女別のカリキュラムを取る学校も出てきているとのこと。
特に男の子は右脳がどんどん発達している反面、言語能力を司る左脳はなかなか育ってこず、言葉が足らずにとても幼い状態に留まっているとのこと。
私を含め多くの母親にとって、男の子という生態は謎に包まれておりどのように接するのが正解なのか本当にわからない。そこで手に取ってみた本書で色々とヒントになることを得られた。
受験で困っているときに読めて色々と救いになりありがたかった。
■読書メモ
・自分で失敗しないとわからない
→これは自分で失敗してもわからない、に書き換えて欲しいくらい。笑
同じ落とし穴に何度落ちていることか・・・
先回りしないように、と心掛けているが、これがなかなか難しい。
・ご褒美・インセンティブで頑張れる
つまらないものでも本人のツボにはまるもの
→さっそくやってみよう。レッドブルかハイチューなら喜びそう。
・とにかく競争好きでライバル意識が強い
敵を倒していくイメージが持てるように褒めてあげる
→息子は競争心がほぼないように見える・・・けど、ドラクエのレベルアップやドラクエの敵を例に出すとノって来てくれそうな気がするのでやってみよう。
・ハマりやすいが飽きっぽい
集中が切れたときには休憩を入れる、トイレに行く、教科を変えるなどして無理に続けさせない。
→忍耐力をつけさせたくていつも継続させていたけど逆効果だったのかも。これからは適宜気分を入れ替えられるようにしよう。
・ちょっとした成功体験で一気に変わる
→できるようになったことを大袈裟に褒めたりしているけど今のところあまり効果はなさそう・・・でも自己肯定感は少し上がってるのかな・・・と信じたい。(逆に天狗にならないようにしないと・・・という気になってしまう。)
・10〜13歳の「詰め込み学習」が学力差を生む
大学受験の結果は中2までで決まってしまう
→詰め込み学習というのは単に知識を詰め込むという意味合いではないらしい。とにかくこの時期に脳に負荷をかけて知識を広げたり、理解や思考を深めたりすることが大切だということらしい。こう思うと中学受験するしないに関わらず、小5、小6くらいで様々な知識に触れて、様々な問題を解くことはとても有効ということになりそうだ。
・点が増えると「わかる」を引き出すネットワークが教科される
基礎をつなげることで解いていく
近年は思考力を重視する傾向があるが、そのためにはやはり知識も重要になってくる、そして何事も基礎が大切
→知識を広げるということは点を作る作業、ということで大切なようだ。さらにそれを10〜13歳でできるともっと良さそう。
・考える力は「つなげる力」である
多くの材料を基礎として持ち、それを有機的につなげて掘り下げる能力
→家庭でそれぞれの材料を有機的につなげてあげるトレーニング(?)をしましょうと書かれているが、具体策が書かれていない。普段、会話の発展のさせ方などで意識させてあげる、とかそれぞれの事項がリンクしていることを機会がある度に教えてあげる、とかなのかな・・・?
・基礎の習得には「反復」が欠かせない
その子のレベルに合わせた「現在地」で反復練習させる
焦らずまわりの学習ペースに合わせないのが大切
→当たり前のこと・・・とは言いつつも、焦らずまわりの学習ペースに合わせない・・・というのはかなり難しいかも。特に通塾中心だとこれは物理的になかなか難しそうだなぁ。
子どもの現在地がわかる「計算の64ステップ」という表が掲載されており、これで判断できるのはなかなか有効そう。
・成績アップのカギは「ルーティーン化」
毎日を細かくルーティーン化する
決めたルーティーンは必ず守らせる
→これがうちの子にぴったりかなと感じた。これまでも勉強する理由だとか、将来の目標だとか、けっこう時間を取ってじっくりと理解してもらえるよう努めたけど結局響いてないみたいで心が折れそうだった。
ここに書いているとおり、とりあえず理由づけはともかく心を無にしてルーティーン化させてみた。なんでやらなきゃいけない、とかじゃなく、もう「やるもの」「やって当たり前のもの」という位置付けにしてしまうと意外とすんなり(いや、すんなりとは決して言えないとは思うが)いっているような気がする。とはいえ、まだ朝学校に行くまでの時間だけなので、学校から帰ってきてから、夕食を食べてから等細かく設定していきたい。
・男の子は優位に立つための戦いが好きで、そのために一人で決めた戦略が間違っていて失敗してもめげません。だから、適宜、自分で決めたことをやらせてあげましょう。
→たしかに、よく分からない優位に立つための勝負をしてくるような気がする。必ず自分が優位に立てると確信しないと勝負を挑んで来ないけど・・・。確かにマウント取りたがるところはあるかな。もう面倒くさくて勝負なんてお断りしてたけど、これはちゃんと勝負に勝たせてあげて、マウント取らせてあげて、自己肯定感をあげてもらうのが正解なんだろう。
・「読書習慣」が考える力の土台となる
子どもが興味を持って読みたがるものを与えるのが一番
・考える力とは「いろいろある選択肢の中から正しい解を選び出す力」
過去の経験をつなげたり、取捨選択したりする力が考える力
・男の子には途中で間違いを指摘しない
子どもが自分で「違った!」と気づくまで我慢する
「違った!」と気づいたときに、「では、もう一度、考えてごらん」という指導が必要。この「違った!」はなるべく残しておいた方が良い。
・テストで「実践力」を鍛える
効率的なアウトプットには「慣れ」が必要
・自分の頭で決めせさせて、あえて後悔させる
考える力はあっても「決断」できなければ意味がない
意思決定に親があまり関わってはいけない
あえて教えない
・勉強のやり方も子どもに決めさせる
男の子の「要領の悪さ」を楽しむくらいでちょうどいい
要領の悪いトライ&エラーを重ねることでしか解決できません
・「調子に乗せるロードマップ」を描く
男の子は自分の悪いところに目をつぶり、良いところに注目する
→得意なものにフォーカスし、おだてると良さそう
・長期計画より「ノルマ」を決める
→これはルーティーン化とも関連してるのかな。
理由や目的、動機付けはともかくしのごのいわずにやることが大事そう。
・目標は「相対」と「絶対」の2つを立てる
2つあれば、どちらかは達成できる可能性が高い
→これはうまいやり方だと思った!どちらかが達成できればプライドが傷つくこともない。しかもどちらかは達成できてないので、足りてないということが分かるのでそこで満足することはなさそう。
これは女の子編でも言われていた気がするけど、とても有効そうなのでやってみようと思う。
・「学習日記」で自分と向き合わせる
自己分析と言語化の精度は偏差値に表れる
→これと似たことをやっている。あまりにもできてないことが多すぎて、しかもその状態を客観的に把握できていなさそうなので他に方法もなく始めた。
最初は夫主導で週1回レトロスペクティブを行なっていた。が、あまり効果もなく、そしてかなり時間がかかるので半年ほどで断念した。それからちょっとした日記風のものを私と二人で始めることにした。
記録的なところは私が記入することもあるけれど、その日の良い点と悪い点はできるだけ本人に書いてもらっている。最初はそれすらも雑な振り返りだったけれど、少しずつではあるが着眼点が改善して来てる・・・ような気がする。まぁ、とにかく事実を書き残して現状を知るためのツールになるというだけでも一応機能しているのではないかと思っている。継続は力なりというので続けてみたい。
・算数の「割合」「速さ」「比」で学力に差が生まれる
・「割合」には「読解力」が求められる
・「速さ」には「図解力」が必要となる
可視化してずにする能力が必要
・すべての算数は「比」に通じる
この道具があればなんでもできる「算数界のスマホ」
・「音読」させると読むスピードが上がる
国語の基礎力は、解く力より「読む力」
Posted by ブクログ
進学塾の代表の著書
男女の違いがあるとわかりちょっと安心した
この著書のアイデアを実践して
子供に合う合わないを見極めながらよい方法を見つけていきたい
10歳までの土台期に集中力を
基本問題を速く正確に
計算、漢字、暗記などを徹底
点の基礎を繋げることでわかるになる
考えることも大事だが、まずは知識量が大事
反復練習
レベルステップに応じて
ルーティン化して生活の一部に
会話から知識を得る
読書量
経験量。思考の源泉は想像力より
知識と経験
決断させて後悔させる
選択肢を与える
小さな達成感
算数は計算の64のステップ
中学受験に強い子供は好奇心の強い子
勉強する姿勢
通学前の15分
時間より数をこなす
努力しただけ上達する
勝ち負けのあるスポーツで努力と結果の因果関係を学ばせる
与えすぎない