あらすじ
「私を信じてください。それだけで私は幸せです」
「私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください」
ゴールデンレトリバーのソックスを飼う時、母は幼いあかりに10の約束をさせた。
しかし大人になるにつれその関係に微妙な変化が生まれ……。
「あなたには学校もあるし友だちもいます。
でも私にはあなたしかいません」
愛犬と少女の絆を描く、涙なくしては読めない感動物語。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ワンちゃんと暮らす前は読んで欲しい。
ワンちゃんを迎えることを真剣に考えてほしい。
可愛いだけじゃないし、人間の制約も増える。
暮らして少したった後にも繰り返し読んで欲しい。
10の約束だけでも心に刻んでほしい。
ぼろぼろに擦り切れるくらい繰り返し考えてほしい。
その度に一緒に過ごせる時間を尊く思える
ワンちゃんと過ごせるあっという間の10年を噛みしめながら過ごしてほしい
Posted by ブクログ
今一緒に暮らしている犬との時間をもっと大切にしようと思った。
犬に限らず、どうぶつと暮らそうと考えている方や、すでに共に生活している方全員のトイレの壁に「犬の十戒」(猫の十戒 etc)を貼ることを義務付ける法律ができたらいいのになと読みながら考えた(笑)
まだ観たことがないので映画も観たい。
Posted by ブクログ
私は小さい頃、ペットの可愛い部分だけをイメージしてどうぶつを飼いたい、飼わせて欲しいと親に頼みこんでいました。その頃に母親が買い与えてくれたものです。
当時、この約束を絶対に守れる自信があるかと言われたらどうも違う気がして、幼いながらに命というものに触れることができた貴重な一冊。
躍動感のある文で、文字を追うごとにソックスが元気に走り回る姿が浮かびます。
そして、逆も然り。
衰弱していくシーンでもその姿が頭から離れません。
終わりは割と爽やかですが、考えさせられることが多くて、感動でした。
Posted by ブクログ
読んでて苦しくなった。
すごくいい話だし、泣いたけど、苦しかった。
人間がエゴで飼ってる気がして、ペットって可哀想って思ってたけど、確かに、エゴなのはエゴだと思う。でも、この約束を忘れなければ、きっと、わんちゃんねこちゃん、鳥さん…みんなが幸せになれる未来があると思う。
そしたら、もう少し優しい世界に変わるんじゃないかな。
感動しました。薄くて読みやすかったです。
Posted by ブクログ
犬を飼う前に観て下さい!!
犬飼ってる人には少し辛いかも。
ベストセラーとなった作品。
犬を飼う事に決めた少女は、母親に10の約束を告げられる。
いつしか少女はその約束を忘れてしまう。
私も犬を飼ってるので、自分も当てはまるなっていう所が凄いありました。
とても儚い気持ちになります。
犬と言わず、動物を飼ってる人は絶対観て下さい。
忘れていた気持ちがよみがえります!
Posted by ブクログ
表紙と最初の4ページの
子犬の写真が可愛いすぎる!
とてもキュートで、ぎゅっと抱き締めたくなってしまう。
不思議と見ているだけで癒される。
中学生のあかりが子犬を飼うなら守って、
と病気の母に教えられた犬との10の約束。
愛犬ソックスと少女の絆と小さな命の物語。
動物を飼おうと思っている人や小、中学生らに是非読んで欲しい!
命の大切さだけでなく、たくさんの愛が詰まっています。
「犬と10の約束」は犬の気持ちから考えた飼い主への10のお願いで、特に8 9 10番の約束はじ~んときてしまいます。(犬の顔を想像しながら読む)
犬って何であんなに可愛いのだろう?
ちょっとしたしぐさや表情がたまらないですよね。あかりもそんな風に想い犬を飼いたいと思っていました。
病室で母があかりと「10の約束」をするシーン
この「10の約束」だけでもグッときちゃうんだけど、母の気持ちを考えると本当に切なくて、うるっときてしまいます。
本当の理由はあとからわかるんだけどね。
読み進める度にあかりとソックスの
楽しそうな姿が頭に浮かび、ソックスの「くぅーん くぅーん」と寂しそうな鳴き声が聞こえてくるようです。
人間同士でもお互い理解し合うのは難しいのに
人の言葉を話せない犬との方が分かり合えるような気がするから不思議だ。
やっぱり犬って可愛いなぁ、犬飼いたいなぁと何度もおもいました。
ソックスとのお別れのシーンはとても悲しかったけど家族に見守られ幸せだったと思う。
別れは辛いけど、辛さの何倍もの幸福感や、
たくさんの思い出を与えてくれて。
何気ない日常があとになって特別な思い出へと変わっていく。
店長の言葉で犬は自分で飼い主を選べないから
「出会い=運命なんだよ」
出会った人で犬の一生は決まってしまう。
犬が幸せになれるかどうかは飼い主次第。
だから「10の約束」忘れないで欲しい
犬の寿命は人間より短い、犬を家族の一員だと思って一日一日を大切に過ごしてほしい。
動物も人間も命は有限だから後悔しないように家族にたっぷり愛情を注いで生きていきたい。
映画化されてたの知らなかったー。
2008年に田中麗奈さん主演で。
映画も見てみたいなぁ。
Posted by ブクログ
表紙も可愛いけど、表紙をめくると更に可愛いゴールデンレトリバーの子犬の写真とメッセージに胸を鷲掴みにされてしまいます。
中学生のあかりがゴールデンレトリバーの子犬を飼う前に母親に言われた「犬との10の約束」は読んでいるだけでウルウルしてしまい、思わず愛犬を抱きしめてしまいました。
私も主人公のあかりのようにその約束を忘れてしまいそうになるけれど、「私にはあなたしかいません」という言葉はぐっときます。母犬から引き離されて我が家にやって来た事を忘れてはいけないですね。
そして犬の寿命は人間に比べるととても短いです。このお話のゴールデンレトリバーも子犬の時代からあっという間に老犬になって動けなくなってしまいました。ラストは涙が溢れて止まりませんでした。
人間も動物も命には限りがあるのでいつの日かお別れする時が来ますが、後悔のないように愛情たっぷり注いで一緒に過ごしたいと思いました。
Posted by ブクログ
犬と私の10の約束
最近、犬に関しての本が多いです。クッキーを亡くしたこともあり、できるだけ避けてきました。でも、表題がふと琴線にふれたような気がして、思わず手にとってしまいました。
10の約束を見た瞬間に涙が出てきそうになって、とても困りました。一旦書店を離れて、落ち着いてからなるべく表紙を見ないようにしてレジに持って行ってそそくさと買って帰ってきました。
10の約束
1. 私と気長につきあって下さい。
2. 私を信じて下さい。それだけで私は幸せです。
3. 私にも心があることを忘れないで下さい。
4. 言うことをきかないときは理由があります。
5. 私にたくさん話しかけて下さい。人の言葉ははなせないけど、わかっています。
6. 私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことをわすれないで。
7. 私が年をとっても仲良くして下さい。
8. 私は10年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9. あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10. 私が死ぬとき、お願いです、そばにいて下さい。どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。
犬と私の話かなと思いましたが、実際には犬と私だけではなく、早くして逝ってしまった母、それから一緒に生きてきた父、ボーイフレンドの星君との交流を綴ったものでした。
冒頭のお母さんの話は表現がとても良いです。いつも笑顔でちょっとぬけていて不器用なお母さんがとても生き生きと描けています。
主人公の父の転勤、星君の留学、自らの一人暮らしなどのエピソードが綴られ、その節目節目にソックスのことが語られます。10の約束はソックスの母親の飼い主のコンビニの店長が子犬を他の人に託す時に話される内容です。
竹蔵はクッキーに対してどのくらい約束を果たすことができたのか?後悔というものはやはり先に立たずです。
今、自分のそばに犬が居る方は、犬がいる幸せと10の約束を是非確認しながら、良い時間を過ごして下さい。
竹蔵
Posted by ブクログ
10の約束をみた時点で泣いてしまった
自分が苦しいときは求めて
満たされてるときは疎ましく感じ…
それでも無償の愛を捧ぐのは
あなたしかいないから…
ずっと大切に思い続けるって難しい
Posted by ブクログ
犬と私の10の約束。およそ犬以外のすべての生き物との約束になりうると思う。
人間の都合で犬を振り回している、という意見もあるけれど、フィクションのようだし、これを読んで「犬を飼うならもっとこうすべきだ!」と怒れるのなら、きっとその人に飼われる犬は幸せだろう。
中にはこれを読むことで、大切な家族と過ごせる時間の儚さにハッとする人もいるだろう。
物語の主人公が勝手だったり、それゆえに取り返しのつかない時になって後悔したりするのを見て、共感したり教訓にしたりするのが読書のおもしろみだと思うので、私はぼろぼろ泣いてしまった。
実家の猫は私が帰っても大喜びはしてくれないけれど、もっとたくさん可愛がりに行こう、と思わせてくれる素敵な作品だった。
Posted by ブクログ
素直に、感動しました。
これはフィクション?ノンフィクション?
と気になり、調べてしまって後悔。
悪い評価もたくさん視界に
入れてしまった。
最終、どんな事も
賛否両論あるんだなぁとゆう
ところにいってしまったけど
私は素直に感動しました。
動物を飼うとゆうことを
リアルな視点で描いたお話だと思います。
Posted by ブクログ
私の犬は17歳でまだ元気だ。しかしいずれ死ぬ。死ぬ時に幸せだったと思ってくれるだろうか、大切にできていたと思えるだろうか、うちにきてよかったと思ってくれるだろうか。そんな気持ちになった。虹の橋という詩にとても感動した。心の綺麗な犬は確かに天使のような存在なのかもしれない。では私たちはどうであろうか。私も天国に行けるように努力しなければならない。また出会えるように。
Posted by ブクログ
犬ではなく猫を飼っているけれど、重なる部分が多くてもっとこの子と一緒にいたい!幸せになって貰わなくちゃと思った
女ひとり、猫一匹の今の暮らし
「わたしにはあなたしかいません」
そうだよね…!って、当たり前なのだけれど胸に刺さった
Posted by ブクログ
仕事に重点をおいた父親はよく創作で見るものの思いやりが隠れたいい父親だなぁと思った 犬が繋いだ絆はもちろん人と人とで繋がることもやっぱり素晴らしいんだろうなぁ
Posted by ブクログ
☆3.8
書店で気になる本を探している時に、タイトルと表紙のワンちゃんの可愛さに惹かれて購入しました!
実家で犬を飼っているので、その子のことを思い浮かべながら、そしてソックスと重ねながら読ませて頂きました。
200ページに満たない文庫本なのですが、「犬の十戒」をはじめとした大切な言葉や心に残る場面がたくん描かれており、出会えて良かったと思える作品でした❁⃘*.゚
今度実家に帰省した時に、両親にもこの作品を読んでもらいたいと思います。
Posted by ブクログ
小学校の孫に勧められて読んでみました。
医者の父と看護師の母を持つあかりは、誕生日プレゼントに「犬」をリクエストした。
即答をしなかった母だったが、結局犬を飼うことになった。
前足の先が白かったのでソックスと名付けらえたゴールデンレトリバーの子犬。
飼うにあたり、お母さんがさせられた10の約束。
お互いが小さい頃は、ずっと一緒でいつもそばにいるのが当たり前だった。
引っ越しをして飼えなくなると友達に預かってもらったり、あかりが大きくなって、勉強や友達に忙しくなると、だんだんソックスに構えなくなっていく。
お母さんとの約束も忘れがち。
でも犬の寿命は人間よりずっと短くて・・・
動物と小さな子供には泣かされる、というのはわかっているのですが、う~ん、なんでしょう、まあ予想通りというか、見えてしまったというか。
孫には悪いので、良かったよと言いましたが、もしや私の感受性が鈍ってしまった??
よく話を聞いてみると、どうも本が違ったらしいのです。あらすじは同じなのに、作者が違う、内容が少し違う、らしいのです。
孫の読んだほうのだったらもう少し感動したのかな。
Posted by ブクログ
40分ぐらいでさらっと読めた一冊。小学生や、読書が苦手な人でも読みやすいのではないだろうか。
先に言うと、動物を飼っている人からすると苦しみを、悲しみに暮れる作品であると言える作品だろう。
犬と私の感動物語ではあるのだが、人間に振り回された犬の話のようにも思えて、悲嘆に暮れる。動物を飼う上で忘れてしまう人も多いであろう、飼い始めた時の気持ち。10年、同じ気持ちを持ち続けるのは難しいけれど、命というのは尊く儚いものであることを忘れては行けない。
Posted by ブクログ
動物病院の電子掲示板に「10の約束」が載っていたので検索したところ、この本がヒットしたので買ってみた。
個人的には予想していた内容と少し異なった(犬と人間のありふれた友情物語的なものを想像していた)が、共感できる部分もあり面白かった。ペットを飼っていると、なかなか自分の思うようには動けず、生活が制約されがちになる。正直、煩わしいなと思うこともあるし、風邪をひいたり寝込んだりしているときにも世話をしなければならないので億劫に感じることもある。それでも飼った以上は介護もしなければならないし、最後まで看取る責任もある。犬の寿命は10~20年くらいだと思うが、それだけ長ければいろいろな生活の変化もある。それにも対応して飼う責務があるのか、改めて問われているような気がする。
Posted by ブクログ
写真が無性にかわいい、という点だけの星3つ。
「10の約束」の内容は本当にステキ。
でも、せっかくの約束がストーリーにはほとんど活かされていない。
もっと犬の事をちゃんと描いている話だと思っていたら、何の事はない母親を病気で亡くした女の子が成長して結婚するまでの話で、正直犬が登場する意味がどれだけあるのかと思った。
もちろん主人公の境遇もじゅうぶん気の毒なはずなのだけど、ストーリー自体がどこに主眼を置きたいのかわからないから「あ、そう」で終わってしまう。
おまけにそんなストーリー展開だからソックスはいつも人間の都合で後回し後回しにされ、ソックス側から見たらずいぶん寂しい思いをしながらの10年だったんじゃないかと思うと、感動より先に気の毒で泣けた。
口絵の写真はどうしようもなく可愛いけど、逆にソックスからあかりへの無償で一方通行の「だいすき」が見える気がして、人間の身勝手さに腹が立った。
反面教師にもなり得ないよな未熟な人間と、そんなダメ飼い主のもとなのに奇跡のようにいい子に育ってくれたわんこのお話。
もっといい本は他にいくらでもあるなというのが正直なところ。