【感想・ネタバレ】行方のレビュー

あらすじ

公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。――22年後。自堕落な生活を送る幸子のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、消息不明の妹を捜し続けている男だった。同じ頃、浜名湖畔で楓は父親の誠司とペンションを営んでいた。ある日を境に、誠司に対して不信感を抱く楓。父は何か秘密を抱えて生きているのではないか。交わるはずのなかった人生が交錯したとき、浮かびあがる真実。切ない想いが胸を満たす長編ミステリー。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

私はいなくなった当時の琴美とほぼ同じ歳の子どもがいる親だが、涙無しでは読めなかった。続きが気になり過ぎて、一気に読んだ。

とはいえ序盤はすべてにイライラした。色々な人に対して強く出られない妙子にも。まごまごしている場合か?捜し出す手掛かりがどんどん無くなってしまうぞ、と。大人達の保身はとてもリアルだなと思った。

誠司に対しては一切の同情も出来ない。22年も誘拐したのになんだこの少なすぎる刑期は?そして自分の都合で誘拐したくせに、代わりにした娘に対してなんだその態度は?としか思わなかった。
22年もの歳月で生まれてしまった琴美の誠司に対する感情が、本当に罪深い。

子どもが毎日家に帰って来て、そばにいてくれる幸せを改めて噛み締めた作品だった。

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2026年06月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気読みした。
場面が転調するところから真相は読めてくるが、最終どう着地するのかとハラハラして読んだ。

誠司の身勝手さは許せない。
何より、亡くなってしまった楓をそのまま埋めるという行為がありえない。

また、結局違う男の子供を修平が育てるというオチか…と思っていたが、そうでなかった部分は不謹慎であるが、良かったと思った。

何より、琴美が自分の運命を受け入れ、生きていくと決心した部分で涙が出た。
失われた時間は戻らないが、最後は幸せな結末で良かった。

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。――22年後。自堕落な生活を送る幸子のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、消息不明の妹を捜し続けている男だった。同じ頃、浜名湖畔で楓は父親の誠司とペンションを営んでいた。ある日を境に、誠司に対して不信感を抱く楓。父は何か秘密を抱えて生きているのではないか。交わるはずのなかった人生が交錯したとき、浮かびあがる真実。切ない想いが胸を満たす長編ミステリー。


読み終わってみれば構成そのものはシンプルで、話の中ほどで真実はおおよそ推測できると思う。大きなどんでん返しはないものの、展開の速さが好みだったことと、登場人物の描写がはっきりしていて面白かったのでノンストップで読めた。面白かったです。

被害者家族の苦しみや楓の苦労を思うと辛いし、最初から最後まで悲しみが続く暗めのストーリーなので、読むタイミングは選ぶかも。
最後はまあ綺麗にまとまったかな。妙子の夫、和彦の人生はどうだったのかなぁ。誠司は個人的に全くもって許せない。どんな背景があれ犯罪だし、“愛情をもって養育した”と記載があったけれどただのモラハラ。これは愛情でもなんでない。彼の自己愛でしかない。


初めての作者さんだったけれど、作品数が少ないのかなかなか店頭で見つけられなかった。新しさはないけれど面白かったので、もっと手に取れるようになるといいのにな。

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2026年05月07日

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ネタバレ

先が知りたすぎて、一気に読んでしまった。

いきなりの20数年後でえっとなったが、書かれていない間のことを想像すると、切ない。
誰が誰なのかは思った通りではあったが、本当のご家族は聖人すぎるなー。こうありたいとは思うし、こうあればこそ、その後の幸せなんだろうけれど。

あと解決編?みたいなところはちょっと突然すぎたかも。

でも大満足な読後感。

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2025年11月29日

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ネタバレ

ハッピーエンドなようで、和彦の老後の様子(琴美のトラウマを残したままぼけていってる感じ)や遼太郎から琴美への手紙の他人行儀感(呼び方があなただったあたりが特に!)など、やるせなさや悲しさも残る小説だなと感じました。それでも遼太郎の「琴美が健康でさえいればいい」という手紙の内容には救いも感じ、最初に嫌な人!と腹を立てながら読んでいた登紀子も含めた家族団欒の描写があってよかったです。

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2025年08月17日

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ネタバレ

一気読みした。
母の妙子の強さが本当にすごかった。我が子への愛がそうさせているのだと思った。父の言葉と姿が子どもを探して過ごした年月の辛さを物語っていて辛かった。
最後、家族との時間をゆっくり取り戻していることが伝わった。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルと表紙の色合いから
ピリピリしたドミステリーだと思ったし
途中まではそう思って読んでいた

こんなに悲しくて切ない気持ちになると思わなかった
久しぶりに小説を読んで泣いた
絶対にしてはいけなかったことだ、どんなに苦しく悲しくてもしてはいけないことだった、それは揺るがないけど、誰も救ってくれない世界のつらさもわかるよ

22年、母と父はどんな思いだったか、琴美だとわかってなおあんな配慮ができるのか,そばで見ていてどんな思いだったろうか、無理だとわかるけどみんなが幸せに生きていけたらいいのにと思う

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2026年03月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

真相や展開が始めから分かりきっていたので、誠司の薄気味の悪さを味わいながら読むものなのかなと考えつつ読み進めた。誠司には同情すべきところも確かにあるのに、どうしても許せない気持ちや嫌悪感の方が勝る。いっそ本物の楓なのだと記憶を塗り替えてしまう程壊れてしまっていたのならまた違ったのかも知れないが、確信的に子供を奪ってしまっては、子供としても戸惑いが勝って庇いにくいだろう。確かに親子であった筈なのにそこにはずっと嘘があった。3歳の子供が生きる為に自身を騙した。誠司はそこにつけ込んだ。父親ではないです、と言われた時の楓でもなく琴美でもない彼女の心中はどれだけ冷え切っていただろう。なのにどうしたって憎みきれないのがまた辛い。
加えて奪われた側の家族の心情を思うと更にやるせなさが募る。誠司が幸せを噛み締めている時にも被害者家族は心から喜びや幸せを感じることがなかったのだろうと思うとまた腹立たしい。見つかって良かった、再会出来て良かった、と簡単に美談には出来ない。
誘拐犯が許せない。なのに被害者が苦しみながら庇ってしまう。怒りの矛先が迷子になって何とも後味が悪い。

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2026年06月07日

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ネタバレ

前編は母親、後編は子供のストーリーで描かれている
年齢が合わないなと思っていたけど、なるほど。
ただ、そんなに小さな時に離れ離れになって22年後に写真を見て、わかるものだろうか?
私にはわかる自信がない。
大人になった顔を知ってて小さな時の写真をみて面影あるね〜なんて話はすることはあるけど…小学生にもなってないような幼い子が大人になった顔なんて…どうなんだろう。

取り返しのできない年月が、あまりにも長過ぎる。

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2026年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

頭が綿あめでできてるのか?ってくらいなレモンの母親やパートの人たちの悪事がばれるさまをもっと詳しく読みたかった。
前半の胸糞悪さの伏線回収が物足りない。

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2026年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あまりにも想像できる結末だった。レモンちゃんがさらわれていたら皆で幸せだったのに、と思いました。そしたら、レモンちゃんは満たされて普通に育ったのか、遺伝と環境の影響をどう描くのか気になった。

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2026年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

母親だからこそ刺さる小説だなぁ。
本当に本当に犯人は憎くて憎くてたまらないし
自分の事も責めてしまうだろうし
でも
娘が元気で幸せに暮らしていてくれたら
どんなに救われるか、、、

個人的には恋文ちゃんがGJすぎる。
頑張ったね、偉いよ、幸せになってね。

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2025年08月22日

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