【感想・ネタバレ】石川家の子育て プロゴルファー石川遼を育てた父の流儀のレビュー

あらすじ

プロゴルファー石川遼は若くして賞金王を獲得し、ゴルフの最高峰マスターズでの成績も飛躍しました。東日本大震災では2011年の獲得賞金全額を被災地へ贈ることを決め、ゴルフのみならずその言動が注目を集めています。若くして人格者とも言われ、老若男女問わず好感を持たれています。過去、これほどのゴルファーはいません。その石川遼はどのように育ったのか? 子どもを持つ親なら関心のあるところです。遼が育った石川家は首都圏郊外の典型的なサラリーマン家庭です。父である著者はアマチュアのゴルフ好きで、プロではありません。では、なぜ遼は若くして一流のゴルフ選手になれたのか? それは親が遼にゴルフのみを教えたわけではないからです。ゴルフについては遼が幼稚園児のころからいつも導いてきました。ただ、ゴルフよりも親として遼に伝えていった大事なものが遼の人間性や向上心を高めたといってもいいでしょう。本書では、石川遼の人間性を育てた父親が、独自の「石川式子育て論」を語ります。石川家の子育て法は、子どもを持つ親や教育関係者のみならず、人材育成の立場にある方にも大きなヒントになるでしょう。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

この親にして、この子あり。
親御さんの人格、教養、思想、努力あっての事なのだ
ということに気がつく。
自分がしっかりしないとな。

0
2019年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

育児は母親の仕事、などとドキッとするような古いことを言ったり、子供へ厳しく当たったりという昔ながらの父親像の部分もある。
ただし、最後は子供を信じ、子供の夢を絶対的に応援する、といういい意味での親ばかでもある。ただこうしろというだけでなく、理由を根気よく説明し、理解させる優しさ、自分で決意表明をさせて子供自身のやる気に訴えかける、というやり方は子供への配慮がうかがえる。

・決意は親が強要するのではなく、子供自身自ら言うようにしむける。
・厳しくするだけではなく、理由を理解させる。
・子供の「やりたい」にすぐ応える。鉄は熱いうちに。
・頭の知識ではなく、本物の体験を。
・その子の性格や気質に合ったものを見極めて自信を持たせる。
・人に好かれるように。
・大人の世界を見せる。おとなとの付き合い方を見せる。
・なぞかけ遊びで当意即妙の答え方を鍛える。
・反抗期は自立への第一歩

0
2011年10月01日

「スポーツ・アウトドア」ランキング