感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
薬物の光と影
一部ご紹介します。
・「その湿布は岩下さんの腰痛の治療薬として処方された岩下さんのためのお薬なんですよ。ほかの方に譲ってはだめです」「いや、でもさあ」「でもはないです」
・良かれと思って続けていた投薬で重い副作用に悩まされる。医薬分にはつきものだ。
・医薬品はリスクと規制だらけ。でも、それによって生活が助けられている人がたくさんいる。一つの薬を開発するのにも様々な人の努力と時間と費用が掛かっている。そういった医薬品を守るためにも、適正に使われるように薬剤師が目を光らせているのだ。
・「回り回って患者さんに不利益になるようなことは絶対に避けたい」
みどりにも転機が
将来のことを漠然とながら考え始めたみどり突然の別の戦場へのお誘いが。
また一波乱も二波乱もありそうな予感!!次巻も楽しみです!!
Posted by ブクログ
税金だというのを考えずに湿布を多めにもらったり
ヒルドイドを美容に使ったりというのは
本当にやめてほしい。
こういう人たちのせいで保険適用外にされて
必要な人が困るという図式は勘弁して欲しいと思う。
薬のやり取り、しかも市販品ではないものを
というのはNGなのに、あまり深く考えていない人が
意外と多くて引く。
特にこの漫画の父親が、葵の説明をうざがっていたり
そもそも母親からの申し送りも聞いていなかったりで
忙しいからと掃除もしない、ご飯もファストフード、
その上に大人用の薬を安易に子供に与え
注意されてもうるさいとしか思っておらず
という状況、自分が母親だったら離婚を考えるレベルだ。
どこの業界でも女は働きにくいのだなと思う。
将来を考えた時に、自分のライフイベントは勿論
たとえば子供はいらないと決めていたとしても
周りが理解してくれなかったりセクハラを受けたりする。
女は辞めるものという前提で進められるのはやりにくい。
小野塚さんは結構激務だった中で転職を決めて
やる気に満ちている感じは素直に羨ましい。
前向きな葵が恰好良いし、つられて明るくなるが
人手が足りず産科と兼任し、お母さんが不穏な空気の
患者さんがいるというラストが不穏な感じ。
面白い!
薬の知識が無くても、丁寧に説明がされているのでわかり易いし、みどりの少しおせっかいながらも患者さんを想う深さと仕事への姿勢は同じ女性としてとても共感できる!