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医療におけるお金の現実
一部ご紹介します。
・接遇の対象は、自分以外の人間全て。
・過剰在庫のリスクは、経営の悪化につながる。
・棚卸と在庫管理:在庫の数を数える→入力→データ化→各試薬の動き(発注量と消費ペース)や廃棄量の分析→今後の発注量の調整。まともな物流が期待できるなら、10日以内に消費できる量が理想となる。
・医療において、昨日通用したことが、今日通用しなくなることは有り得る。そのため、常に技術、知識のアップデートに努め、ガイドラインに目を通すことが望ましい。
・仕事は経験を重ねて覚えていくしかない。それ故まず、自分が職場内を整えることを徹底する。組織に囚われて、それぞれができることを失う必要はない。互いに補い合って個人の力を発揮する。そのための組織。自分の意見を持つことでチームとしての議論に参加できる。
・包括医療等支払制度(DPC):症例ごとに国が定めた一定額が、治療費として請求される制度。出来高(手術、麻酔、リハビリ、内視鏡など)+包括評価(一日当たりの金額が決まったパック料金。入院費、検査、投薬、注射、画像診断など)。医薬品の種類や検査の回数で金額が変動しない。入院中は薬代によって治療費は左右されない。
・外来で治療を続けていく場合、自己負担がかかってくる。ただ、ジェネリック医薬品で薬代を抑えることは可能。
・高額療養費制度:医療機関や薬局でかかった医療費の自己負担額がひと月で一定額を超えた場合、その超えた金額が支払われる制度。
・「生活と向き合うのを怖がっていたな。…俺、がんばるから。地道にがんばる」
まさにシンデレラ
一生懸命な主人公が困難やいざこざ揉まれ、自分の仕事に対する信念を貫き奮闘する現代版シンデレラストーリー。薬剤師さんの世界は良く知らなかったが、すごくリアルに感じられた。恋の要素はないのかな?院内恋愛に淡い期待を抱かせる。
匿名
外と中
大学時代の友だちと飲み会をしたみどりは、そこでMR勤務の友達の苦労話や調剤薬局で働く友達の話、薬局併設のドラッグストア勤務の友達の話を聞くが、総合病院勤務のはずが一番給料の低く苦労の多いみどりに同情が集まるのだった。
その後、萬津総合病院で棚卸しという作業があるが……。
普段人工透析を行っている新田さんは足を骨折してしまい入院している。
そんな彼の入院に際して飲んでいる薬やサプリメントの確認をするため薬剤師であるみどりは面談を行うことになった。
そして新田さんが持ってきたのは大きな紙袋に入った大量の処方された薬の山だった……。
萬津総合病院には接遇委員会という組織がある。
それは病院職員の身だしなみやマナー、院内の清潔感の向上を目的とした組織だが、その厳しい目がみどりに向けられる……。
今となっては調剤薬局の方が身近だがいろいろあるんだなぁと感じるお話だった。
製薬会社勤務MR:推定年収590万 調剤薬局勤務:推定年収440万 調剤薬局併設ドラッグストア勤務:推定年収480万 総合病院勤務:推定年収380万
病院勤務の薬剤師はもっと貰ってると思ってたけど意外に年収少ない