【感想・ネタバレ】ズボンをはいた雲のレビュー

あらすじ

《ぼくの精神には一筋の白髪もない!》戦争と革命に揺れる世紀転換期のロシアに空前絶後の青年詩人が現れる。名は、V・マヤコフスキー。「ナイフをふりかざして神をアラスカまで追い詰めてやる!」と言い放ち、恋に身体を燃やしにゆく道すがら、皇帝ナポレオンを鎖につないでお供させる。1915年9月に友人オシップ・ブリークの私家版として1050部が世に出た青年マヤコフスキー22歳の啖呵が、世紀を越えて、みずみずしい新訳で甦る。

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Posted by ブクログ

ヴラジーミル・マヤコフスキーの詩を初体験。
これはヤバい。そりゃかっこよかっただろう。
腹から力任せに引き摺りだしてきた不遜な言葉達。
4章から成る、若く、自信満々のマヤコフスキーの大声の啖呵(アジ)が聴こえる。尖っていて重く、軽々として翳があり、輝いて、突っ走っている。ニヒルに笑っている。擬人化表現が面白い。

きみらの愛を「1章」
きみらの芸術を「2章」
きみらの機構を「3章」
きみらの宗教を「4章」
倒せ

ペーパーバックサイズの簡素で美しい本。

1
2014年07月18日

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