【感想・ネタバレ】酒は人の上に人を造らずのレビュー

あらすじ

『土佐日記』の作者・紀貫之は、国司の任を終えた送別の宴で連日、熱烈に歓待された。酒好きが多く、酔うほどに胸襟を開く土地柄なれば、開放的な酒宴は今なお健在、と高知出身の著者は言う。福沢諭吉の名言ならぬ「酒は人の上に人を造らず」を地でいく著者は、東京の下町をはじめ、北海道、福島、京都、愛媛、熊本など各地を訪ね、出会った人たちと縁を結ぶ。酒場の風情と人間模様を描く、読みごたえたっぷりの紀行エッセイ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この人の良い所は、酒を飲んでもお説教臭くならない、蘊蓄自慢をしない、その場その場で薦められたものを飲む、ということだと思う。
(178ページ)「「あなたの飲み方を見て、すぐに高知人と分かったよ」幾人もから言われた。酒場で見ず知らずの客と乾杯し、すぐさまその場に馴染んでしまう。テーブル一つを囲んで飲めば分け隔てがない。それが土佐人流の飲み方らしい。」

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2018年01月28日

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