【感想・ネタバレ】菜根譚のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

真理こそ守り抜くべき重要なこととして扱っている。
奢れるものは、人間が卑しくなるため、質素な生活を勧めている。特に、一歩を譲り三分を減らして譲るがまさにそう。まあ、題名が菜根で、貧困をテーマにしたものだからそれもそうか。
うーん、時代背景からして、貧しい世の中だったから、時代にかなり依存した宗教的な内容だと思う。
今の時代には合わないかなあ。

それでも、生活の見直しには良い本。
人といるときは笑顔で楽しくすることが大切と説く。当たり前だけど、大切なこと。文章内の言葉を借りると、「暖かいところだと万物は育ち、寒ければ万物を枯死させる。だから、人も他人に温かく接すること。」みたいな理由から。
あと、貧しさ・逆境・困難・苦労というのは、鉄を溶鉱炉で鍛えるようなものですよと。人間を高めるには必要なことですよ。とか、「立身栄達を語ってはいけない。一人の将軍の功名の影には、幾万の兵士の骨が戦場に眠っているのだから」は、米国大統領とかに知ってほしい。
目に見えないところに注意しなさい。善も悪も人の見えること以外に、人の見えないところでの行いがたくさん隠れているものです。自分は反省しなさい。他人は責めるな。ということも繰り返し述べられている。

結局のところ、『自分を律しなさい』ってことかと解釈した。

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2014年11月29日

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