あらすじ
今後5年で世界のあらゆるものが動画化する―。
そしてもう、誰も動画ビジネスとは無関係でいられない!
FaceBook、twitter、Instagram、NETFLIX……。
さあ、世界を激変させる動画ビジネスの大波に乗れ!
若者よ、チャンスをつかめ!
ONE MEDIA創業者が明かす、
動画時代を勝ち抜く全思考・全技術
「この本は、今注目を集める「動画」というテーマに軸を据え、ヴィジュアル化する世界で新しいコンテンツやメディアを作っていこうというチャレンジャーたちに武器を与えることを目的に書いたものだ。準備はできたかい?」(本書「Opening」より)
◆Contents◆
Opening “SUMMERTIME BLUES”
ヴィジュアル化する世界
Chapter1 ようこそ、ヴィジュアルストーリーテリングの世界へ
動画のファーストウェーブ→セカンドウェーブ→サードウェーブ
徹底解説! 料理動画はこう作れ!
勘違い動画クソ野郎
映像文法の開発者
映像と動画の違い
Information Per Time
動画産業革命
映像文法まとめ
Chapter2 五年後の世界
エジソン的回帰
ポスト東京オリンピック時代/5G・8K
ガラパゴス日本のテレビ業界
Content is King
再生回数と視聴率の謎
時間のセグメントが変わった
スマートフォンによって価値が再発見された映画
Chapter3 スタイルを売れ、国境を越えろ
海の向こうで革命が始まる
MCN、そしてデジタルスタジオ
世界観をヴィジュアライズせよ
思想なきクリエイティブはオシャレなカラオケビデオ
誰(た)がために動画はある?
漫画の可能性
ONE MEDIAの挑戦
Chapter4 若者よ、クリエイターになれ
これらの仕事はすべてヴィジュアルが求められる
クリエイター黄金時代/既得権をぶっ壊せ
エンゲージメントだけを追求しろ
プラットフォーム×スタイル×エンゲージメント=マネタイズ
トップ1パーセントのクリエーターになるには
特別収録 ONE MEDIA完全動画マニュアル
Ending “FILMMAKING IS A SPORT”
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
話題の本だから、とりあえず読んでおこうくらいの気持ちだったけど、想像以上に中身が濃くてびっくりした。
特に、明石さんのこれまでの動画との関わり方がすっごくドラマティックで感動する。そしてこの本を書いた理由や誰に向けてのメッセージかが明確で胸を打たれた。
仕事で動画に関わることはない人も、読んで損はない本です!
・動画のファーストウェーブ
2005年YouTube誕生(巨大な動画の検索エンジン)→2014年YouTuberブーム
・セカンドウェーブ
2015年Facebookが動画対応(検索を介さないコンテンツとの出会いに動画が組み合わさった)→2017年早回し料理動画ブーム
・サードウェーブ
2018年Facebookアルゴリズム変更宣言(Facebookに適応して作っていた動画はリーチがどんどん減る)
・1万時間の法則
マルコム・グラッドウェルが提唱。各分野の一流と呼ばれている人はプロフェッショナルになるためには1万時間の積み重ねが必要という法則。
・動画と映像の違い
動画が誕生したのは2007年にiPhoneが誕生してから。
映像と動画の時間軸は異なったもの
動画はIPT(infomation per time)が高い。情報の凝縮
動画はあらゆるスキマ時間に偶然出会うもの
・テレビ
テレビの広告収益はこの10年間ちゃんと成長している。
映像だけが持っている価値を動画が生み出せていないから。テキスト→ウェブのシフトはできてもテレビはそのシフトができていない。
テレビにはGRPという露出量を超えた価値を持つ通過があるのに、動画は未だに再生回数と視聴完了数。
abemaは視聴率が個人になって、GRPでマネタイズすることを見越してやってきたのでは?
・世界観をビジュアライズする
描きたいゴールに向けて演出やアイディアを収斂する。
例:カープール・カラオケ、VOGUEの73の質問
・onemediaの挑戦
みんなが読まないハイコンテクストな内容を、IPTの高い動画で伝える。
・かつてテキストが占めていたポジションは、写真や動画といったビジュアル表現に入れ替わっていく。
・インターネットは作ると届けるが分断されていないから、クリエイターが届ける側に搾取されない。
・どのプラットフォームで勝負するか決める、そのプラットフォームで輝くスタイルを考える、スタイルを踏まえたエンゲージメントの高い動画を作り続ける
・とにかく物語は転がしていかないと何も起きない