【感想・ネタバレ】アオハル・ポイントのレビュー

あらすじ

人には「ポイント」がある。ルックス、学力、コミュ力。あらゆる要素から決まる価値、点数に、誰もが左右されて生きている。人の頭上に浮かぶ数字。そんなポイントが、俺にはなぜか見え続けていた。
例えば、クラスで浮いてる春日唯のポイントは42。かなり低い。空気が読めず、友達もいない。そんな春日のポイントを上げるために、俺は彼女と関わることになり――。
上昇していく春日のポイントと、何も変わらないはずだった俺。これはそんな俺たちの、人生の〈分岐点〉の物語だ。

「どこまでもリアル。登場人物三人をめぐるこの話は、同時に僕たちの物語でもある」イラストを手掛けたloundrawも推薦。憂鬱な世界の片隅、希望と絶望の〈分岐点〉で生きる、等身大の高校生たちを描いた感動の第3作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

学生生活ならではの辛さや悩みを具体的に表した物語だなと感じました。私も自分のポイントを気にして生きているうちの1人だと思います。青木くんのように変われることは簡単にはできないけど、素直になれるよう努力をしてみようと思いました。
佐野徹夜先生の小説は読み終わった後、どこか不思議な世界に行ってたような気分になります。それが佐野先生の特徴なのかはわかりませんが、少しの現実逃避ができて私は良い息抜きの時間をもらっています、、。
これからも、影ながら応援し続けていけたらと思います。

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2019年02月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

その人のポイント(価値)が見える青木。同じくポイントの低い春日とポイントを高める努力をし、高ポイントであるお互いの好きな人への告白を狙う。しかし、ポイントが見えるが故に全てをポイントで判断してしまう性格に苦しめられる。前半はアオハルっぽくて好きですが、後半は嫌な気持ちになる。でもリアル。
世の中には必ずしも数値にならない要素があって、感覚とかそういったものが大切だったりするし、忘れないようにしたい。

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2019年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青木直人
金属バットで頭を殴られた後から、人の頭の上にその人の価値を表す数字が見えるようになった。53。身だしなみを整えると54になる。十五歳。
成瀬のことが好き。

曽山文隆
筋肉質で引き締まった顔つき。78。
成瀬の元カレ

成瀬心愛
直人のクラスメイト。74。多分、学年で一番かわいい。たまに視聴覚室で直人と少女漫画の話をする。

春日唯
直人のクラスメイト。42。バカの春日。ダサくて、微妙に空気も読めない。曽山のことが好き。

心愛の姉
直人の家の近所のコンビニでバイトしている。68。

宮内コウ
直人の姉の元恋人。フリーター。二十六歳。36。

瑞樹
直人の姉。

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2023年11月09日

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