あらすじ
――もみじ、もみじ、愛してる。早く着替えて、また戻っておいで。(本文より) 房総・鴨川での田舎暮らしを飛び出して約15年。度重なる転機と転居、波乱万丈な暮らしを経て、軽井沢に終(つい)の住まいを見つけた著者。当初2匹だった猫も、気づけば5匹に。中でも特別な存在は、人生の荒波をともに渡ってきた盟友〈もみじ〉。連載のさなか、その〈もみじ〉が、ある病に侵されていることが発覚して――。Twitter上で共感・感動の嵐が巻き起こった大人気エッセイ。愛くるしい猫たちの写真も満載!
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Posted by ブクログ
村山さんが猫たちに抱いている思いが私のそれとそっくりで、今まで看取った4匹のことを思い出しながら読んでいました。
病気の発覚、治療と延命の決断、看取り、お骨にするまで。あぁあのときの私の気持ちを代弁してくれる人がいた…という気持ちでした。
「猫の身体は液体だ。だから、狭いところにも入り込めるし、どんな隙間にもぴったりおさまる。もちろん、心の中の空洞にも」
ほんとうにそのとおり。心の空洞を満たしてくれた猫たちに、ありがとう。
Posted by ブクログ
うちの猫も17歳で死にました。
死んで5年、もう飼わないと思ってたけど、また飼いたくなりました。
また会いたい。
そして、もっと大切にしてあげたい。
そう思える一冊。